こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『テンペスト 下 花風の巻』池上永一

2009-06-12 19:48:24 | 本と雑誌
テンペスト 下 花風の巻 テンペスト 下 花風の巻
価格:¥ 1,680(税込)
発売日:2008-08-28

八重山への流刑となった、孫寧温こと真鶴。
現地でマラリアに罹ったため山奥に捨てられたが、親切な老婆に助けられたことで女性に戻り、自由の身となった。

しかし、王宮へ帰りたいという気持ちはやみがたく、在番の王宮への誘いに乗ってしまう。
それは、首里天加那志の側室になることだったのだ。
かつての親友、朝薫の妹である尚真美那と共に、めでたく側室になれ、
真美那とも親友の仲になれたのだが、後宮は女の陰湿な争いの世界でもあった。
だが、時代の変化は、真鶴を側室としての幸せを享受する立場だけに置いてはくれなかった。

真鶴の人生は、波瀾万丈・栄枯盛衰を地で行くものですが、苦悩が大きい分、
充実して幸せなものだとも思えます。だって、一人で男と女、二倍の人生を生きられたのですから。

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テンペスト 下 花風の巻

2009-06-12 00:00:00 | 未分類
池上永一さん『テンペスト 下 花風の巻』を読み終えました。

八重山への流刑となった、孫寧温こと真鶴。
現地でマラリアに罹ったため山奥に捨てられたが、親切な老婆に助けられたことで女性に戻り、
自由の身となった。

しかし、王宮へ帰りたいという気持ちはやみがたく、在番の王宮への誘いに乗ってしまう。
それは、首里天加那志の側室になることだったのだ。
かつての親友、朝薫の妹である尚真美那と共に、めでたく側室になれ、
真美那とも親友の仲になれたのだが、後宮は女の陰湿な争いの世界でもあった。
だが、時代の変化は、真鶴を側室としての幸せを享受する立場だけに置いてはくれなかった。

真鶴の人生は、波瀾万丈・栄枯盛衰を地で行くものですが、苦悩が大きい分、
充実して幸せなものだとも思えます。だって、一人で男と女、二倍の人生を生きられたのですから。

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