こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

昼寝の神様

2011-10-09 00:00:00 | 未分類
松尾佑一さん『昼寝の神様』を読みました。

白い柴犬・銀飯を眷属に持つ昼寝の神様は、日々、不眠に悩むひとの願いを聞き、
時々、金儲けや恋の橋渡しの願いに来る人々は、無視していた。
なぜならば、彼は昼寝に関する力しか持たないからである。

そんな彼が、10月の出雲である女神様に恋をした。
今にも消え入りそうな、和式トイレの女神様である。

昼寝の神様自身も、願い事をする人が少ない、つまりは力の無い神様であるがゆえに、
恋にも消極的。果たして、昼寝の神様の恋の行方は?

昼寝の神様が大人しい分なのか、彼を取り巻く人々も神々も、とても個性的。
積極的に彼の恋を応援してくれます。強力なライバルも出現して、最後まで目が離せませんでした。

コメント
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