こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

散り椿

2012-05-20 00:00:00 | 未分類
葉室麟さん『散り椿』を読みました。

藩を追放され浪人の身の上だった瓜生新兵衛が、亡くなった妻の遺言のために、
かつての故郷・扇野藩に戻ると、藩内は跡目争いのため分裂していた。

多くの武士が領民を巻き込んで次々と死んでいきます。
それは新兵衛の親友だった者も同様で、皆、様々な理由から倒れていきます。

人生に後悔は多いのですが、これは、あまりにも痛々しく思います。
逆に流浪の身とはいえ、新兵衛の人生が真っ当に感じられました。

コメント
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