静おばあちゃんにおまかせ 価格:¥ 1,418(税込) 発売日:2012-07-12 |
警視庁捜査一課の刑事・葛城公彦は、ある事件の被害者の友人だった高遠寺円に、自分が手がける事件について意見を求めている。
円は法律家志望の大学生。
裁判官だった祖母・静がおり、実は公彦の事件の推理は彼女がしていた。
静おばあちゃんの小言は厳しいけれど、いつも正しく的確で愛情のこもったものなので、円は納得できるのです。
それは裁判官であった自分自身や法律家にもきちんと向けられており、とてもバランスの取れたものなので、読者も理想的な法律家と受け止められるのではないでしょうか?
公彦と円も愛情を育み、静おばあちゃんに認められているところで、ラストの状況は切ないものがありました。