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君と過ごす季節 秋から冬へ、12の暦物語 (ポプラ文庫 日本文学) 価格:¥ 609(税込) 発売日:2012-12-05 |
二十四節気の立秋から大寒までの季節の移り変わりをテーマに書かれたアンソロジー集です。
私が一番気に入っているのは、小川糸さんの霜降。
恋人と行くはずだった恋人の実家に、一人で列車で向かう物語です。
次に、小澤征良さんの大寒。
主人公が、母の従兄弟の死によって彼の経営していた飲食店「シルバー・ムーン」を継ぐ決心をした不思議な夜の話です。
三番目は、飛鳥井千砂さんの小寒。
共働きで、皆と同じように休めない夫婦が、正月明けの五日頃に夫の実家に里帰りする経緯です。
ちょっと変わったところで、東山彰良さんの小雪もいいと思いました。
あくまでも私の好みですし、人気のある方の作品でも私の肌に合わないものもありましたので、人それぞれですね。