宵原秀也は、父の言葉「地方公務員は住民に率先して夢を見る仕事だ」を胸に公務員を目指してきた。
そのままでいけば、普通に市役所に勤めるはずだったのだが、自治体アシスタントという様々な自治体を巡れる仕事があるというのを知り、見聞を広めるために試験を受け、合格した。
現実は、公務員を目指して不合格だった人間が受験するような仕事だったため合格者が多く、その順番はなかなか回ってこなかった。
ようやく回ってきた仕事も、朧月市役所の妖怪課という得体のしれないもので、日本中から妖怪を集めて封印している町で妖怪によるトラブルを処理するというものだったのである。
初めから官舎で妖怪に憑りつかれるし、妖怪課の職員でもなかなか出くわさない妖怪に次々と遭遇するしで、散々な秀也。
実は、秀也自身にも本人も知らない秘密があって・・・。
様々な知らない妖怪が次々と登場するこの作品。
もしかして、碧人さんが考えられた妖怪なのでしょうか?
まだまだ問題が山積しているところを見ると、物語も長くなりそうでとても楽しみです。
見通しが甘くても、青臭くても、頑張れ秀也、応援だけはしているぞ(無責任)
朧月市役所妖怪課 河童コロッケ (角川文庫) 価格:¥ 562(税込) 発売日:2014-03-25 |