北九州芸術劇場で開催された、田中啓文さん原作のお芝居を見てきました。
今回は「立ち切れ線香の章」を元に、梅駆が50代になり弟子をとろうとするところから始まります。
弟子候補たちに「立ち切れ線香」の噺をきかせようとするのですが、たびたび、話の筋が気に入らないと中断させられます。
果たして、噺は最後まで聴かせることができるのか?また、当時の事件についても話すことができるのか?
いやー、噺の腰を折られるのが、こんなにもイラつくものだとは思いませんでした。
落語世界と現実を行きつ戻りつ語られるこの芝居。
面白いのですが、なまじ噺を知っていてその世界に浸りたい者としては、中途半端な感じがして、身もだえする気分にさせられました。
公演のあと、田中啓文さんの著作を購入した人に限り、サイン会がありました。
もちろん、参加しましたとも。
田中さんに握手していただき、少しSF大会の昔ばなしをさせていただきました。
やねこんのときの田中さんたちのカルテット。何カルテットでしたっけ?
覚えていらっしゃる方は、教えてください。
あ、そうそう。
芝居のあとに、桂九雀さんの落語「平林」と「らくだ」も聴かせていただいて、なおさら、楽しかったです。