デビュー作『電気風呂の怪死事件』からして、本格ミステリながらエログロの要素が濃く、続く『階段』『恐ろしき通夜』にして、すでに満腹になりかけました。
ただ、『不思議なる空間断層』では、悲しき語り手が描かれ、『十八時の音楽浴』では、極端なる独裁国家の末路が見られ、『三人の双生児』には、何とも切ない気持ちにさせられるなど、決して、そればかりではないところも読ませていただきました。
とはいえ、根底にはそれがあるようで、好き嫌いが分かれるかもしれません。
ただ、『不思議なる空間断層』では、悲しき語り手が描かれ、『十八時の音楽浴』では、極端なる独裁国家の末路が見られ、『三人の双生児』には、何とも切ない気持ちにさせられるなど、決して、そればかりではないところも読ませていただきました。
とはいえ、根底にはそれがあるようで、好き嫌いが分かれるかもしれません。