こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『火葬国風景』海野十三

2016-08-07 19:29:01 | 読書感想
デビュー作『電気風呂の怪死事件』からして、本格ミステリながらエログロの要素が濃く、続く『階段』『恐ろしき通夜』にして、すでに満腹になりかけました。

ただ、『不思議なる空間断層』では、悲しき語り手が描かれ、『十八時の音楽浴』では、極端なる独裁国家の末路が見られ、『三人の双生児』には、何とも切ない気持ちにさせられるなど、決して、そればかりではないところも読ませていただきました。

とはいえ、根底にはそれがあるようで、好き嫌いが分かれるかもしれません。
コメント
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