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お菓子でできた<モーの国>は、<モーの君>という気立てのいい王様が治めており、必要なものは何でも木に生っているのでお金いらず。
住人はみんな陽気で楽天的。誰も死なずいつも若々しく、美しい容姿をしている。
そんな<モーの国>で起こるおかしなこととは?
14もあるお話の中で私が特に気に入っているのは、
ギーガブー退治のためにバラバラになってしまった「ヨーキナ王子の勇気の巻」
何もかもが逆の「パントバタ公爵夫人、アベコベ国の巻」
ジンロク王子の行った「サル人間の国の巻」
そして、最初に登場した悪役の最後「ムラサキ・ドラゴン退治の巻」です。
『オズの魔法使い』の後に出版されたけど、ボームの処女作であるこの本。
オズシリーズが好きな方には、お勧めです。
あと、初版は古いのですが、去年の八月に六刷が出ていますので、オズシリーズよりは手に入りやすいかもしれません。
ちなみに今日、 ブックオフで『オズの消えたプリンセス』を見つけたので、つい、買ってしまいました。
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