前作『アリスの国の殺人』で、ミステリ好きたちが推理合戦をしていたバー『蟻巣』も、閉店の日を迎えた。
その最後の日に集まった常連客が話題にしたのは、今は亡き常連客の一人、マンガ家の那珂一兵。
彼がまだ故郷にいた頃に遭遇した祖母の殺人事件と、マンガ家として売れ始めた頃に経験した異母姉の関わる殺人事件。
一兵は、真相に薄々気づきながらも胸に秘めたままあの世に旅立っていったが、『蟻巣』のメンバーは正解にたどり着けるのか?
昭和のマンガ・アニメ史は、後半ならリアルタイムのはずなんですが、一部しか知らないのが残念な私ではあります。
それはともかく、那珂一兵とその異母姉・千鳥のあまりにも切ない人生で、何ともやるせなく釈然としない気持ちを味わいました。
人生がそうだからこそ、ミステリに明確な正解を求めるのかもしれませんね。
その最後の日に集まった常連客が話題にしたのは、今は亡き常連客の一人、マンガ家の那珂一兵。
彼がまだ故郷にいた頃に遭遇した祖母の殺人事件と、マンガ家として売れ始めた頃に経験した異母姉の関わる殺人事件。
一兵は、真相に薄々気づきながらも胸に秘めたままあの世に旅立っていったが、『蟻巣』のメンバーは正解にたどり着けるのか?
昭和のマンガ・アニメ史は、後半ならリアルタイムのはずなんですが、一部しか知らないのが残念な私ではあります。
それはともかく、那珂一兵とその異母姉・千鳥のあまりにも切ない人生で、何ともやるせなく釈然としない気持ちを味わいました。
人生がそうだからこそ、ミステリに明確な正解を求めるのかもしれませんね。