コンピュータで音楽を作っている亜紀は、街中で人型のイソギンチャクのような白いモノがふらふらと歩いているのを目撃した。
そのイソギンチャク人間は、人にとって心地いい音楽を奏でるらしく、亜紀も初めは心地よく聴いていたが、やがてそれはくるりと反転し、恐ろしさを感じるようになった。
表題作はこのような始まり方をしますが、私自身が同じ体験をしたら亜紀の立場をとるのか響子の立場になるのか、皆目見当がつきません。
理想は、亜紀のようになりたいのですが、苦しい生き方になりますから。
さて、半分近くは異形コレクションに収録されたものから成る短編集ですが、ホラーの中にもSFの要素が垣間見え、私としては安心して読める本でした。
この中で特に好きなものとなるとなかなか選ぶのが難しいです。
どれもとても魅力的で 人間のいいところも悪いところも見せながら、それでも世の中捨てたもんじゃないと思わせてくれる素敵な作品が並んでいるからです。
これから読む方は、すべてをじっくりと味わっていただきたいですね。
色んな意味で、素晴らしい非日常へと連れて行ってくれます。
そのイソギンチャク人間は、人にとって心地いい音楽を奏でるらしく、亜紀も初めは心地よく聴いていたが、やがてそれはくるりと反転し、恐ろしさを感じるようになった。
表題作はこのような始まり方をしますが、私自身が同じ体験をしたら亜紀の立場をとるのか響子の立場になるのか、皆目見当がつきません。
理想は、亜紀のようになりたいのですが、苦しい生き方になりますから。
さて、半分近くは異形コレクションに収録されたものから成る短編集ですが、ホラーの中にもSFの要素が垣間見え、私としては安心して読める本でした。
この中で特に好きなものとなるとなかなか選ぶのが難しいです。
どれもとても魅力的で 人間のいいところも悪いところも見せながら、それでも世の中捨てたもんじゃないと思わせてくれる素敵な作品が並んでいるからです。
これから読む方は、すべてをじっくりと味わっていただきたいですね。
色んな意味で、素晴らしい非日常へと連れて行ってくれます。