こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

こぼれおちる刻の汀

2010-05-27 00:00:00 | 未分類
西澤保彦さん『こぼれおちる刻の汀』を読みました。

20年ほど前に、ハヤカワSFコンテストに応募していたという西澤さん。
今までも、SFめいたミステリを書き続けておられて、SFを書かないのかな?と
思っていましたが、今回、ようやく書いてくださいました。

さて、本作品ですが、エイ=ラムのZ***Yとの認識戦争に、あいと麻梨枝、
アイとマリエの悲恋が交錯することにより、時の流れが変わっていきます。

その結果がどうなるのかは、読んでからのお楽しみですが、3つの物語が並行して
進んでいきますので、混乱しないように・・・いや、多少混乱した方がいいのかな?

時を超えた物語が、あるべきところへ収束していくところが、とても気持ちのよい物語です。
人によっては、それはないだろうという気分にさせられるかもしれませんが、
私は面白いと思いました。

昨日、近くのデパートで、フランス菓子16区の天草晩柑のタルトが1日だけの限定販売になっていましたので、買ってきました。
近いうちに、福岡まで行って買おうかと思っていましたので、うれしかったです。
もちろん!美味しかったですとも。

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オランダ宿の娘

2010-05-26 00:00:00 | 未分類
葉室麟さん『オランダ宿の娘』を読みました。

江戸の参府するオランダ使節の定宿、長崎屋の周囲に起きた様々な事件を、
その宿の娘、るんの目から見た物語です。

ただ、知らない事を知りたい、見聞を広めたい、それだけの事が江戸時代、
どれほどの犠牲を払わなければならないものだったかを知ると、
全身に戦慄が走ります。

また、その背後に暗躍する者どもの事を考えると、怒りがこみあげてなりません。

こういう物語を読むと、平和で自由な世界の大切さを、つくづくと感じます。

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スリーメン ボート イン+ワン

2010-05-25 00:00:00 | 未分類
劇団スタジオライフから封書が届きました。
何でも、6月18日(金)11:30~と15:00~、アクロス福岡円形ホールにて「スリーメン ボート イン+ワン」の公演があるらしいです。
料金は、前売り・当日ともに3,800円。
チケット取り扱いは、スタジオライフのみとなっています。
詳細はHPでhttp://www.studio-life.com/
もうちょっと早く知っていれば、行きたかったのになー(;_;)

写真は、ブラックベリーの花です。

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マドンナ・ヴェルデ

2010-05-24 00:00:00 | 未分類
海堂尊さん『マドンナ・ヴェルデ』を読みました。

これは、帝華大の産婦人科の医師・理恵と、その母で代理母となるみどりの物語です。

今の日本の法律では、子どもを出産した女性が母と定義されているようです。
しかしそれでは、卵子は生み出せても子宮で育てることのできない女性には、
母親になる道は閉ざされてしまいます。

逆に、出産する立場の女性からすると、正に命をかけて新しい命を産み出すわけですから、
自らが母親だと主張したくなっても無理は無いのかも、とも感じます。

ただ、現時点での私の考えでは、やはり、卵子の提供者が本当の母であるという風に思います。

子どもは親を選べないからこそ、時間をかけて決めてもらいたい問題です。

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昭和少年SF大図鑑

2010-05-23 00:00:00 | 未分類
堀江あき子さん編集による『昭和少年SF大図鑑』を読みました。

私が小学生の頃、未来都市や宇宙、つまりは21世紀はあこがれでした。
私もぎりぎり、昭和40年代の未来予想図に間に合った世代だったわけです。

バラ色だったり、逆に暗黒だった私達の未来や異世界。
なつかしさに微笑みながら、そして、あまりの荒唐無稽さに苦笑しながら読みました。

その空想力に惹かれてSF好きになったのでしょう。
SFファンの原点は、ここにあるのかもしれません。

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