こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

アンハッピードッグズ

2011-04-09 00:00:00 | 未分類
近藤史恵さん『アンハッピードッグズ』を読みました。

パリのアパートに二人で住む岳と真緒。
マオが目玉焼きを焼いている時、ガクは都築夫妻を連れてきた。
彼らは、シャルル・ド・ゴール空港で、パスポートとお金を全部すられたと言う。

それから短期間ではあるが、二組のカップルの奇妙な同居生活が始まった。

男女関係のもつれを描きながらも、さっぱりした、でも残酷さもある物語です。

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ポリス猫DCの事件簿

2011-04-08 00:00:00 | 未分類
若竹七海さん『ポリス猫DCの事件簿』を読みました。

葉崎市猫島には、島の人口よりたくさん猫が住んでいる。
そこで、猫ブームに乗じて猫好き観光客を招く事にした。
それは成功したものの、人が集まればトラブルが続出。
もっかのところ、葉崎警察署では、臨時派出所を設けて巡査を一人派遣している。

それが七瀬晃であり、相棒の猫DCに助けてもらいつつ、猫島の治安を守るため頑張っている。

相棒と言っても、猫だろうとあなどることなかれ。
猿の捕獲を手助けしたり、自殺しようとした少年を助けたりと、七瀬には頼れる相棒なのであった。

猫島自体は、のんびりした島なのですが、周囲の地域では、結構血なまぐさい事件が起きています。
それでも、のん気な島に感じられるのは、島民と猫の気質のせいですかねえ。

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琥珀のマズルカ

2011-04-07 00:00:00 | 未分類
太田忠司さん『琥珀のマズルカ』を読みました。

桃内大輝は警察官であり、かつ、整魂師-肉体から離れた魂を元に戻す事ができる特殊能力者-だった。

しかし、ある日担当した事件で、手に負えない魂に出会った。
その状態から被害者を救えるのは噂に聞く‘‘夢追い’’だけ。
先輩の野瀬からその実在を教えられた桃内は‘‘夢追い’’であるマズルカがいるというバーを訪れた。

初めは単なる偶然だった‘‘魂睡’’。
それが、話が進むにつれて、マズルカの過去の因縁が明らかになり、
諸悪の根源との戦いが始まります。
最後は悲しい場面もありますが、面白い物語です。

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スティーヴ・フィーヴァー〔ポストヒューマンSF傑作選〕

2011-04-06 00:00:00 | 未分類
山岸真さん編集によるアンソロジー『スティーヴ・フィーヴァー〔ポストヒューマンSF傑作選〕』を読みました。

アンドロイドやシム、果ては神のような存在まで、様々に変化した人類の姿が、そこには描かれています。
これらの世界では、生身でもアンドロイドでも電子的存在でも、それぞれに不都合を抱えています。
唯一、「グリーンのクリーム」の主人公が、いくらかでも現実の人間らしい生活を営めている感じがします。

かと言って、人間は生身が一番!とも言い切れない内容なのが、このアンソロジーの難しさなのです。
どんな存在になっても悩みが絶えないのが人間なのでしょうかねー。

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グレートロード 祥星少女リクの冒険

2011-04-04 00:00:00 | 未分類
友野詳さん『グレートロード 祥星少女リクの冒険』を読みました。

西遊記の旅をベースに、シルクロードにも似た大交易路に天の星を映し、
魔術、妖術、仙術、ありとあらゆる術を散りばめ、ロプノール、プロシア軍に死の商人、
現代科学も盛り込み、締めに妖星と祥星を加えれば、はい、できあがり(?)

血沸き肉踊る、大陸をまたにかけた大冒険が繰り広げられます。

主要人物たちが背負う様々な過去も気になりますが、この物語、いくらでも続きが広がりそうな気配があり、
楽しみです。

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