左京区七夕通東入ル 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-07-23 |
京都の大学の文学部に通う女子大生・花が、最終学年で就職も決まった頃、合コンで出会ったのが、同大学の数学部の龍彦だった。
それまで恋にのめり込むことの無かった花が、寝食を忘れて数学に打ち込む龍彦に、色んな意味で不安を覚え、初めて真剣に恋に向き合っていく姿に、私も同調して読んでいきました。
龍彦の寮仲間も魅力的に描かれていて味があり、とても好感が持てます。
ラブストーリーですが、甘々じゃないところもいいですね。
左京区七夕通東入ル 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2009-07-23 |
京都の大学の文学部に通う女子大生・花が、最終学年で就職も決まった頃、合コンで出会ったのが、同大学の数学部の龍彦だった。
それまで恋にのめり込むことの無かった花が、寝食を忘れて数学に打ち込む龍彦に、色んな意味で不安を覚え、初めて真剣に恋に向き合っていく姿に、私も同調して読んでいきました。
龍彦の寮仲間も魅力的に描かれていて味があり、とても好感が持てます。
ラブストーリーですが、甘々じゃないところもいいですね。
チャボとウサギの事件 価格:¥ 1,050(税込) 発売日:2012-06-15 |
五本松蘭太郎は小学六年生。
幼なじみのリコと日直をするはずだった朝、どうしても起きることが出来なくて、ついつい、全てをリコに任せることになってしまった。
日直には、担任の先生の担当である飼育の当番が付いているのだが、その朝、蘭太郎たちが世話してきたチャボが全て殺されており、第一発見者がリコになってしまった。
さらにその一週間後にはウサギまで殺され、またしても耳のいいリコが第一発見者になり、犯人の疑いがかかってしまった。
真相を明らかにするために、蘭太郎は友人の工藤ちゃんと深夜から飼育小屋の見張りをすることにした。
果たして、その犯人とは?
小学生とあなどってはいけません。
むしろ子どもこそ、大人の本質を見破っているものなのです。
この結末だと、続編も期待できそうですね。
読みやすいミステリだったので、続きが読めたらいいなと思います。
お菓子の髑髏: ブラッドベリ初期ミステリ短篇集 (ちくま文庫) 価格:¥ 1,050(税込) 発売日:2012-05-09 |
今年の5月、何の気なしに久しぶりに購入したブラッドベリの本。
1985年に徳間文庫から刊行された「悪夢のカーニバル」を改題・再編集したものだそうです。
それからしばらくして届いた氏の訃報で、追悼読書はこれと思いました。
短編ミステリ集なので、ブラッドベリの中心的作品群からは外れているのかもしれませんが、やはり、彼らしい幻想味にあふれたものが多く、楽しく読めました。
衝撃的だったのは「幼い刺客」と「生ける葬儀」
「用心深い男の死」は、読んだ覚えがあります。
お気に入りは「わが怒りの炎」以外ですね。
子どもの目から見た殺人事件「トランク・レディ」も好きです。