ヘンたて 幹館大学ヘンな建物研究会 (ハヤカワ文庫 JA ア 7-1) 価格:¥ 735(税込) 発売日:2012-06-22 |
幹館大学に入学した中川亜可美は、「ヘンな建物研究会」というサークルに入会した。
新歓合宿でさえ、扉が12枚ある離れのある旅館。
まずは、この不思議な離れに隠された謎について解き明かすことから、新入生のサークル活動が始まった。
その後も、高さ100メートルのエレベーター式マンション、城跡に残された隅櫓脇のデッドスペース、客室に回転すしが流れるホテルと、訪れるのはヘンな建物ばかり。
主に、その建物がそのようになった理由を解明する物語で、並行して、亜可美の日常の悩みなどが描かれています。
仲間は個性的だし、他校のサークルとの交流もあり、読んでいてとても楽しく感じます。
結末からして、続きも考えられていそうですし、今後、どんなヘンたてに出逢えるのか期待しています。