こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『Θ11番ホームの妖精』藤真千歳

2014-11-23 19:35:59 | 読書感想
T・Bと名乗る少女駅員が勤める、東京上空2200mに浮かぶ第11番ホーム。
鏡状門を操ることができるT・Bは、昔、それに関する事件で仲間と別れ、150年経っても約束の日を待っている。

公には無人駅のこの駅には、下で対処できない列車がやってくる。
高速で進入してくる列車、花の品評会に出す予定の蘭の鉢と社長令嬢、百年以上前からある情報貨物。

どれも人の思いがからんで、切なく優しい物語でした。
揚羽とは逆の出生でありながら、やはり全身義体のT・B。
でも、人への思いは同じように思えました。

ところで、<スワロウテイル>との時間のつながりがどうなっているのかが気になります。
あらすじには、裏の世界の出来事と書かれていますから。
今後、この世界を舞台にした物語が続いていけば、年表なんかが作られたりしそうですね。
その日が来ることを、楽しみにしています。

あと、この本を検索するときは、「Θ」を「シータ」と打ち込まないと、出てこないかもしれません。
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紅葉狩り

2014-11-22 20:58:33 | まち歩き
今日は、紅葉を見に小倉城と小倉城庭園と松本邸に行きました。

まずは小倉城。

紅葉と撮りましたが、工事中のためいまいち見苦しくてごめんなさい。



引き続いて小倉城庭園。
初めて入りましたが、なかなかのものでした。
300円で入れます。



せっかくなので、干菓子と抹茶をいただきました。
これも300円で、希望すればお点前をしていただけます。
目のあたりが変なのは、私が加工したからです。



このあたりで移動して、松本邸へ。
遊歩道の入り口です。



で、遊歩道から見た松本邸です。
西日本工業倶楽部ともいいます。



今日は疲れたので、このへんで。
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『どらごん・はんたぁ2』清水文化

2014-11-20 19:44:34 | 読書感想
今回、ノルンのクラスメイト、アエス・カペレが登場。
バイトにいそしむ勤労学生ですが、実は、チルブラントの枢機卿の孫娘なのです。
チルブラントの宗教・プレビス教は、魔導師を嫌っていて特務神官などが暴走、学園で様々な騒ぎを引き起こしますが・・・。

それにしても、ノルンの使役魔法は万能ですね。
あそこまでされてもドラゴンが復活するとは!
逆に言えば、それだけ能力が高いのに、飛行魔法では未だに自爆するのが残念です。
3巻で完結みたいですが、それまでにノルンが飛べるようになるのでしょうか?

とりあえず図書館本が来たので3巻は後回しになりますが、楽しみにしてます。
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『どらごん はんたぁ1』清水文化

2014-11-18 19:37:40 | 読書感想
とある国のお姫様・ノルンは、魔法を使おうとすると自爆する体質である。
そこで、魔法を学ぶためと、もう一つの秘密の目的のため、侍女のマキナと共にユニベルシタース学園に素性を隠して入学することとなった。

学園への道中で出会った少年魔導士・エリオに教わりながら、初歩の飛行魔法の練習をするノルン。
それを見ていたエリオの旧友・ジェリーは、ノルンの自爆の原因を突き止める。
しかし、分かったからといって魔法が急に上達するわけもなく、練習あるのみなのであった。

そんなある日、ジェリーの魔法石採掘のため、学園近くの谷へ4人揃ってピクニックに行くのだが・・・。

ノルンが魔法石より宝石より化石を掘るのが好きなのは、無意識に使い魔を求めているのではないかと感じました。
あと、大きいのはともかく、小さなドラゴンは可愛いのではないかと思ったのですが、私の感性がおかしいのでしょうか?
懐いてくれているしねえ。私なら、情が移ってしまいます。

最近になって、清水文化さんの作品を読んでいますが、やっと積読を消化し始めた気分です。
ラノベなんだから、もう少し早く読み始めても良かったんでしょうけど。清水さん、ごめんなさい。
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『宇宙の眼』フィリップ・K.ディック

2014-11-16 19:25:39 | 読書感想
1959年10月2日の午後4時、ベルモント市にあるベバトロン陽子ビーム加速器が暴走し、60億ヴォルトの陽子ビームがチェンバーの屋根に向けて放射され、次に観測台を焼き尽くした。

たまたま観測台の上に立っていた見学者と案内係8人は、ベバトロン・チェンバーの床めがけてまっさかさまに落下した。

やがて見学者のひとり、ジャック・ハミルトンは、病院で意識を取り戻す。
しかし、その世界はどこかおかしかった。

ジャックと6人の仲間が問題を乗り越えたかと思えば、ますます奇妙な世界が現れて、本当、人というものは理解しがたい存在だと思わされました。
少し読みつかれる本ですが、とても面白く読めました。
ただ、あの状況で皆が無事でいられるのが、不思議ではありますが。
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