本書の主人公の一人・マーティンは、1960年代半ば生まれのオーストラリア人。
2012年に新聞社の特派員としてイランに赴き、政治的動乱に遭遇。
その時に出会った現地女性と結婚してテヘラン郊外に住み、新聞社を辞めて書店を経営する。
それから十五年後には息子に恵まれ、五歳になっている。
一方、もう一人の主人公・ナシムは、1987年生まれのイラン人。
彼女が十歳のときに母親とともに国外に亡命。
結局、アメリカ合衆国に帰化する。
十五年後のナシムはイランに戻り、テヘランのゲーム会社<ゼンデギ>のコンピュータ部門のトップとして働いている。
マーティンが交通事故で妻を亡くし、自らも余命を宣告されたとき。
妻の葬儀に現れたいとこのナシムの仕事を知ったら、その会社のヴァーチャルリアリティ・システム<ゼンデギ>の内部に<ヴァーチャル・マーティン>を作り、幼い息子を導いていきたいと考えても仕方のないことではある。
いやー、読み応えがありました。
地震で一時的に眠れず、疲れて読めなかったこともありますが、それでも読了まで2週間かかりました。
でもそうですね。
マーティンが息子の基本概念を形作りたいと願うのも無理はないと思います。
もちろん、他人に差別意識を植え付けられなくない、とかのですがね。
<ヴァーチャル・マーティン>がどのようになるのかも興味深いですが、それよりも、人々の信頼関係などの交流が深く描かれているのも素敵だと思いました。
結局、どのような結末を迎えるのかは、ぜひ、お読みになって体験してください。
面白いですよ。
2012年に新聞社の特派員としてイランに赴き、政治的動乱に遭遇。
その時に出会った現地女性と結婚してテヘラン郊外に住み、新聞社を辞めて書店を経営する。
それから十五年後には息子に恵まれ、五歳になっている。
一方、もう一人の主人公・ナシムは、1987年生まれのイラン人。
彼女が十歳のときに母親とともに国外に亡命。
結局、アメリカ合衆国に帰化する。
十五年後のナシムはイランに戻り、テヘランのゲーム会社<ゼンデギ>のコンピュータ部門のトップとして働いている。
マーティンが交通事故で妻を亡くし、自らも余命を宣告されたとき。
妻の葬儀に現れたいとこのナシムの仕事を知ったら、その会社のヴァーチャルリアリティ・システム<ゼンデギ>の内部に<ヴァーチャル・マーティン>を作り、幼い息子を導いていきたいと考えても仕方のないことではある。
いやー、読み応えがありました。
地震で一時的に眠れず、疲れて読めなかったこともありますが、それでも読了まで2週間かかりました。
でもそうですね。
マーティンが息子の基本概念を形作りたいと願うのも無理はないと思います。
もちろん、他人に差別意識を植え付けられなくない、とかのですがね。
<ヴァーチャル・マーティン>がどのようになるのかも興味深いですが、それよりも、人々の信頼関係などの交流が深く描かれているのも素敵だと思いました。
結局、どのような結末を迎えるのかは、ぜひ、お読みになって体験してください。
面白いですよ。