こっぱもちの部屋

主に、読書感想のブログです。他に、日常生活で楽しかったことを書くと思います。

『怪獣の夏 はるかな星へ』小路幸也

2016-04-25 19:25:13 | 読書感想
1970年の夏休み。

小学生のナナロー、ユリコ、マット、アキコちゃんの4人は、<橋波川>の下水口など、あまり人が見ないところにチョークで描かれた怪獣の絵を発見した。
アキコちゃんのアパートに住む美大生・ハヤトさんも、その見事さを認め、不思議なことが大好きな写真館のキリシマさんは、その絵を写真に撮ってくれた。

実はその絵は、それから起きたとんでもない事件の前兆に過ぎなかった。

小路さんが、ウルトラマンへのオマージュとして書いたと思われるこの作品。
この話でも、それらしき人物は登場しますが、あくまでも主役は子どもたちです。
彼らが、どのようにして怪獣を倒すのかはもちろん、そこまでの過程に何を思うのかが主題です。
ウルトラマン世代じゃない方々にも、お勧めの怪獣小説です。
コメント
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