九里陸上部 指導者日記

九里学園陸上競技部の指導者によるブログです。
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本物の強い学校とは

2006年11月09日 10時54分37秒 | 部活(投稿者・忍者)
陸上競技は記録が残るので三年間でどれだけ向上したかが判る。九里陸上は一年間出場した全ての大会記録を個人毎に集計しまとめている。八割の選手は毎年向上しているが、全員の向上は難しい。(怪我やその他で)県内の他校陸上部選手の記録向上は、県陸協で出す年度の公認記録集(30傑)を見れば上位者の記録向上が判る。全国は陸マガ・月刊陸上に(100傑)記録が出るので強い学校の向上度が見える。言える事は強い学校の全ての指導者が強くする優秀指導者ではないと言うことだ。全国で有名なある高校は(毎年全国から優秀選手を入れている)100M11秒台で走る(女子)中学生4名を入学させ、一人はインターハイで優勝したり(400mR含む)活躍していたが、2名は名前すら消えていたことがある。毎年優勝者を出すから素晴らしい指導者として持てはやされ、練習方法を真似ている高校もあるが、指導が良いのではなく、金があり勧誘が旨いだけの事である。100M(女子)14秒台を向上させてインターハイに出場させる監督のほうが遥かに素晴らしい人だと思う。(全国にはそのような方が何人かいる)強い学校だから良い指導者がいるではなく、強くしているから良い指導者がいると見るのが正しいと思う。駄目指導者に成らないように、常に研究心を持って指導にあたることが部員達の夢を実現させる方法であることを肝に銘じて、61歳まだまだ頑張るつもりです。優秀な選手が4・5人出たところで、他の多くの部員が伸びないとしたら本物ではない。「ビリ哲学」を大切にして行きたいと思います。
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