県高校新人陸上大会まで9日となりました。ここ数日は動きを大切にした走り込みをしていきます。県大会までの仕上がりをAランクにする為には、其々個人差もあるので気を使います。九里陸上は今日の練習を見る限り、大会後で勢いを継続している為か部員はすこぶる好調でした。夏バテ気味の部員も少しづつ体調が回復しているようです。今年の県新人大会と東北新人大会は天童です。(来年の東北大会も天童です)地元で競技する有利さを生かして行かなければなりません。まだまだ来年のインターハイに向かうには力不足の九里陸上ですが、一歩、一歩、進化していくしかありません。今週は宮城県の県新人大会があるようです。宮城県は地区大会がなく、一発県大会との事ですので気が抜けないと思います。仲間の学校の活躍を期待しています。毎日が大切なこの時期をしっかり頑張りましょう。
陸上競技に限らず、毎年全国大会に出場し、活躍している高校があります。地元の選手は殆んどおらず、他地区や県外から(中には外国人まで)連れて来た選手でメンバーを組んでいます。競技的に優秀な学校であることには間違いないのですが、必ずしも「優秀指導者ではない」事も確かです。勧誘がうまいのか、口がうまいのか、金があるのか、優秀選手を良く探し集めてきます。昨年まであれほど強かったのに、基礎能力の高い選手が抜けたら並以下に落ちる。県レベルであれ、地区(東北)や全国レベルであれ、能力の高い選手でなければ勝てない高校と言うのは意外と多いものです。殆んどが地元の選手だけでの、九里陸上33年連続インターハイ出場は、その意味から称賛に値すると思います。「どんな選手でも県大会入賞くらいは出来る」今年の3年生女子も「無理だ」と思われる選手が入賞していきました。1年生女子のKは、最初の砲丸投げ4m、槍投げ10m、です。最初から砲丸投げ10m、槍投げ30mも投げる選手(全国には1年生からインターハイに出場している選手もいます)と比べたら基礎能力は比べる方が無理です。今回、地区大会は通過できませんでした。3年生までには必ず県大会入賞させます。「ビリ哲学」が九里陸上の真髄である限り、不可能は無いと信じて取り組みたいと思います。部員を数多く集めても、力のある選手数名しか見ていないで、他は「ほったらかし」見てほしかったら強くなれ、では、教育の部活動ではありません。弱い選手をどこまで伸ばせるか、私の一番大切にしている部分です。台風が去り、又、夏が戻ってきました。今日も「ビリ哲学」を生かした指導をしてきたいと思います。