東日本大震災から9年が過ぎました。経験した人たちにとって風化しょうにも簡単に忘れられるほどの出来事でなかつた事は確かです。私でさえ家の屋根瓦の3分の1が崩れ、何日も水道と電気が来ない生活でしたのでつい最近の様に覚えています。当時宮城のHBG校の部員が家が半壊して運動着やスパイクまで失いました。大会に向けてHBG校の部員と家族に寄付を御願いしてシーズンに間に合うことが出来ました。数々の思い出がこの災害にはあります。春合宿直前で合宿も中止、当時HBG校だつた山形中央と九里で放射能の心配ない鶴岡で春合宿をしました。2校とも、多くの部員がインターハイに出場し活躍したことを覚えています。インターハイ110mH優勝した江口君や渡部聖太君の時代です。今はコロナウイルスに苦しめられています。文科省では休校中でも公園で子供たちが遊ぶことを許可しました。高校野球は突然中止が決まりました。無観客試合なら心配ないのでしょうが、他の高校種目の春の大会が早々に中止を決定したので、野球だけとはいかなくなったのだと思います。様々な問題を残した春の大会です。決める大人は良いとして、一生に1度の子供達にとってはやるせない気持ちであるの事が分かります。早く元に戻れるように願うしかない様です。
東日本大震災から9年が経ちました。それに関してテレビ各社が今を報道しています。震災で家族や財産を失い、更に台風19号で又、家を流される。大なり小なり、人は不幸を持つて生きているものです。お金持ちでも身体が弱く病院通いの人もいます。そのお金で苦労している人も数多くいます。愛する人を失うこともあり、それでも大切なのは生きているという事でしょう。「通らなければならない道」と相田みつをが書いている言葉は、そんな時の自分の生き方に向き合う心を教えているような気がします。不幸がまったくないと言う人はいない。親は何時までも生きてはいない。世の中にはその親が子供を苦しめていることもある。強くなければ生きていく力が身についていかない。環境が人を強くしてくれることはあるけど、年齢が低ければ低いほど不幸は人にダメージを与える。陸上競技が出来る君たちは幸せな方なのかもしれない。この先何が起きるか分からない人生。今やれることを本気で必死でやることが自分を育ててくれる。たった数年間でも生涯の心の中に生きていく。東日本大震災で被災した人は、友人・近所・知人・多くの人に助けられて生きて来たと話しています。仲間を大切にしよう。だんだんHBG合宿ミーテングの様な話になって来たので止めます。今、君たちは自立する年齢に来ています。常に前を向いて、自分に負けないように、そんな毎日を大切に頑張ろう。