興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

胸弾むひと時

2011-12-25 | My Favorite Things


お椀ではありません。

ぐい飲みです。

正確にいうとこれは、 「薬味入れ」 として売られていた漆器です。
それを勝手にぐい飲みとして使ってみました。

酒 (日本酒) がたくさん入って (これ二杯で一合になる)、持ち上げるとそのボリューム感がたまらない。

ちっちゃなお猪口でチビチビと飲むのもいいけど、グイッと豪快に飲むのもまたいいものです。


岩手県の浄法寺塗(じょうぼうじぬり) です。

木地(欅)の分厚さと色合い(本朱)が気に入って、先日盛岡に行ったときに買いました。
黒(タメ)のものもありましたが、この赤のほうが、何か見ていて心を華やがせてくれる、胸を弾ませてくれる効果があるように思います。

まあ、もっとも私の場合、 「飲もう」 というだけで胸が弾みますが・・・。


流し目には不向き

2011-11-03 | My Favorite Things


先日韓国に行った折、メガネを買いました。

韓国はメガネが安いと聞いていたので、軽く様子見のつもりでソウルのある店に入ったのですが、対応がとても丁寧で、ついつい買うハメに・・・。

支払ったのは日本円換算で2万円ほど。 もともと安い(とされる)上にウォン安・円高で、どれだけメリットがあったのでしょうか。


遠近両用です。

遠近両用のメガネを使うのは、わたしは初めてです。
慣れないせいか、メガネをかけたまま視線を動かすと、見る対象が少しボケます。

手元の本などを見るときはレンズの下部を使うので、視線を下げ気味に、目の玉をアチコチ動かさずに見るとよさそうです。

遠近両用メガネは、どうやら ‘流し目’ 用にはできていないようです。


手作りボストンバッグ

2011-08-30 | My Favorite Things

革細工が趣味の知人に、小型のボストンバッグを作ってもらいました。

1~2泊の旅行用ですが、革のやわらかさと赤味がかった茶色が気に入り、普段用に使うことにしました。
世界に二つとないバッグです。

 






書類、軽量傘、扇子、ペンケース、メガネ、メディ・ポーチ*註 など雑多なものがすぐ取り出せるよう、ボール紙製仕分け板を作りました。これはわたしの手作り。(写真)

 

ところで、わたしは帰りの電車で眠ってしまい、フト乗り過ごしに気付き、カバンを置いたまま降りてしまった前科があります。
今度のバッグは、ストラップを首にかけ、抱いて席にすわることにしよう。 (それより、乗り過ごすほど飲むなヨ)

*註 http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/51b663db32bb9bc5dcfe239b6295ec97


Keep it Simple

2011-04-29 | My Favorite Things

キルトペンシル削り器

キルトペンシルとは、パッチワークやキルトをするとき布地にしるしを付ける、芯の軟らかい鉛筆のことだそうです。

この削り器は、その軟らかな芯を削っても折れにくいとのことで、 色鉛筆 を削るのにもいいかと思い買ってみました。
わたしは色鉛筆をよく使います。

Simple & Small!
何より感心したのは、 “鉛筆を削る” というメカニズムのみに徹した、このシンプルさです。

削りカスの受け皿もない、指がすべらないように刻んだ側面の溝以外、余計な装飾もない。ボディの大きさも極限にまでしぼり込んでいる(1~2センチ四方)。廉価である(120円ほど)
機能に徹し、ムダをそぎ落としたその先にあったのは、潔さと美しさです。

「美しいものはすべて単純である」 (ウィルヘルム・フルトヴェングラー)
「完成されたメカはいつも単純である」 (エンピツケズリー・ヨハック   ← わたしです


Carrying medi-pouch

2010-11-13 | My Favorite Things

巾着(きんちゃく) です。

「奥さんに」 ということで友人にいただいたのですが、わたしが使うことにしました。
オフィスで使う薬・小物入れにぴったりだからです。

名付けてメディ・ポーチ。
江戸時代でいえば、印籠、薬籠の類ですね。


以下のようなものを入れています。 (写真下)

○ハンドクリーム (てのひら、指先がカサカサに乾く。 昔はこんなことなかった)
○MINTIA カフェイン入り (午後眠くなる。 とくに飲んだ日の次の日はつらい)
○目薬 (疲れ目、かすみ目対策)
○仁丹 (爽やかさを演出)
○ウナコーワ (昔からいつもカバンに入れていた)
○ルーペ (画数の多い小さな文字を見る)
○ポケットティッシュ            など・・・





このポーチに縦にあしらわれている織物の模様は、 「赤地格子蓮華文錦」 というのだそうです。

飛鳥~奈良時代に、西域から中国を経由して日本に入ってきた紋様で、仏像の着衣にも見られるものとのことです。 (原本は東京国立博物館蔵)

デザインといい、色合いといい、格調高いでしょう?

普段はカバンに入れていますが、もし電車などで他人に気を遣わない無礼者に出遭ったら、取り出して、こう言って目の前に突きつけよう。

「この巾着が目に入らぬかっ!」


底抜け靴再生

2010-07-28 | My Favorite Things

靴の底を貼り替えてもらいました。

上側はまだ十分使えるのに、底が薄くなっていたのです。
雨が降ると、水が滲みてくるわ滑るわで、ここしばらく使っていませんでした。





見てください。甲高幅広の靴です。

「甲高番広(こうだかばんびろ) はオレに似たんだ」
と昔、亡父が言っていたのを思い出します。

‘○○の足’ の靴でもあります。

ともあれ、足指周りが楽で、気に入ってしょっちゅう履いていました。
十年の余も履いたでしょうか。休日にしか履かないのに、底が抜けてしまったというわけです。

外出用の替え靴に、お気に入りが復帰し、喜んでいます。

次は、 ‘底抜け財布’ を直してもらわなくちゃ。








散歩道には、もう赤とんぼが盛んに飛んでいます。


布草履

2010-05-29 | My Favorite Things

綿の布(ぬの)でできた手作りの草履。 知人からわけてもらいました。
古い浴衣地を裂いて編んだのだそうです。

素足に履くと洗いたての肌着の感触。 風通しもよく、履き心地最高。 夏向きです。
汚れたら丸洗いできるそうで、清潔を保てます。

肌着は綿。 草履も綿。 好物は麺! (夏は素麺がいいですよね


バーTorikage

2010-02-05 | My Favorite Things

庭に小鳥のえさ台をおいたせいか、庭に面したガラス戸越しに、サッと鳥たちの行き来する影を感ずることが増えました。

「今日はえさがあるかな?」
と鳥たちが期待して来るのでしょう。

新聞に目を落としているときにも、グラスを口に運んでいるときにも、その気配を感ずることができます。

鳥たちの移動する経路(緑の回廊)に、わが家のせまい庭もすっかり組み入れられたようです。


そこで、この庭を ‘鳥の影のさす庭’ 「鳥影亭(ちょうえいてい)」 と名づけましょう。
休日の午後の早い晩酌のテーブルは、 「バー鳥影(とりかげ)」 とすることにします。

ただし、ご注意ください。 駅でタクシーに乗って、運転手さんに、
「チョウエイテイに行ってくれ」
「バートリカゲまで」
と言っても、通じません。(アタリマエダ)


写真は、ニッカウイスキーの 「原酒SINGLE CASK5年」 アルコール分64%。 つまみは大泉学園 「ル・ジャンボン」 のフィンガーサラミとペッパーシンケン


小鳥レストラン

2009-12-21 | My Favorite Things

前記事にコメントくださったアップルさんのアドバイスを受け、えさ台にパン粉、米のほかミカンも置いてみました。
納豆の空箱に水も入れました。 小鳥たちのためのレストラン開店です。

するとさっそくメジロがやってきました。





しかもカップルで・・・。







こんな鳥も来ました。

シジュウカラのようです。




あと例によってスズメたちも来て、名前のわからないもっと大きい鳥も来て、下の写真のようになりました。



小鳥レストラン、売り切れにつき、本日は開店より3時間で閉店。


スズメと ともだち

2009-12-19 | My Favorite Things

夏ごろ、庭に作ったえさ台に、小鳥たちがやってくるようになりました。
自然界に虫などのえさが少なくなってきたからでしょう。

小鳥たちといってもスズメが主体です。
スズメたち、とても警戒心が強く、パンくずなどのえさを置いてもすぐにはやってきません。 でもそのパンくず、いつの間にか無くなっています。


米つぶをおいて、しばらくようすをうかがってみました。
10分ほど後、ソオッと撮ったのが上の写真です。
(まだ奥の1匹が台に上がらず、警戒を解いていません)


マアいずれわたしも花咲かじいさんならぬ「えさ置きじいさん」 元へ、「えさ置きにいさん」として、近隣のスズメたちに慕われる存在になることでしょう。


ゆれるコースター

2009-11-29 | My Favorite Things

この夏、ダンボールの切れ端でわたしが作りました。 ゆれるコースターです。
底がゆるやかに丸くなっているので、ぐい飲みを置くたびに左右にゆれます。

酔う前から目の前が揺れ、酒が節約できそう。 (せこいナァ)

 

ダンボールむき出しだとキレイでないので、色を塗ろうと先日ふと思い出し、茶色のマジックインキを買ってきました。
「さて塗ろう」 と思って、置いておいた居間の棚を探しても、このコースター、見当たりません。
(写真は夏に撮ったものです)

家内がゴミといっしょに捨ててしまったようです。 (嗚呼)


本革ペンケース

2009-08-07 | My Favorite Things

知人からのいただき物です。

先日その人に対するお祝い会に出席したときの、出席者へのその人からの返礼品です。
(出席者全員に同じものが贈られた)

わたしの希望を聞いた個人的なプレゼントではないのに、なんと偶然、ほんとうにピッタリ、わたしが今欲しかった物でした。

こんなことって、あるんですね。






いままで持っていたビニール製のペンケース(写真上部) が小さくて、(できれば革製の)いいものが欲しいなと思っていたところだったのです。

仕事等で筆記具を持ち歩くことの多いわたしにとって、ほんとうにうれしい出来事でした。


鈴なり男

2009-06-11 | My Favorite Things

わたしは四つの鈴をいつも持ち歩いています。

写真右から、
諸カード入れにつけた鈴、
鍵につけた鈴、
ICカード乗車券入れにつけた鈴、
それに不動明王のお守りにつけた鈴です。

この四つのうち、鍵とIC乗車券入れはズボンのポケットに入れています。
わたしが歩くと チリリンチリリン と鳴ります。


なぜ鈴をつけているのかというと、万が一落としたときにすぐ気づくように、と思ってのことです。

でも、「置き忘れ」 には効果ありませんよね。


さすらいの二挺拳銃

2009-05-29 | My Favorite Things

右がケータイ、左が新しく入手したデジカメです。
これからはこのように、ベルトにつけることにしました。

携帯はカバンの中に入れていてこれまで何度も着信に気づかず、“山の神” にキツク叱られていました。
カメラは長年愛用のものを先日どこかに置き忘れ、 なくしてしまったからです。(ボケ)


ベルト密着なら置き忘れの心配はないし、着信にもすぐ気づくことでしょう。

外出 (さすらい) 時、今後このスタイルになります。


箔押し

2009-05-17 | My Favorite Things

メモ帳に、タイトルの箔押しをしてもらいました。

MEMORANDUM です。





大きい文字でしょう?

現物で文字の天地が6ミリあります。
文具店での手帳名入れサービスで使われる文字より一回り大きな寸法です。


実は、専門の箔押し所を探して、わざわざ訪ねていって入れてもらったのです。
仕上がり、とても気に入っています。


どうして箔押しをしてもらったかというと、これを入れないとメモ帳のどちらが表でどちらが裏か、どちらが天でどちらが地かわからないからです。

ということもありましたが、実際のところは単純に 「箔押し」 をしてもらいたかったからです。

 メモチョウニ ハクオシ シテモラッタノハ
 ハクオシ シテミタカッタカラ
 ハクオシ シテモラッタノダ         (余白早口言葉集より)