興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

真剣な目つきで

2019-06-21 | 散歩、時々旅

ノウゼンカズラが咲き始めました。近所の家の庭先に垂れ下がっています。

この花が咲くと「夏が来たな」と思わされます。

 

 

    

これも近くのお宅で見つけた花。

名前は知りませんでしたが、ネットの植物図鑑で調べると、アガパンサス(紫君子蘭)のようです。

 

 


    

清潔感があって、きれいな花ですね。

 

 

 

    

これは同じ家にあった花。これも名前は分かりません。 ネットで調べても見つけられませんでした。

 

 



    

住宅街を抜けたところで見つけた、大きなカシワバアジサイ。

きょう、朝5時過ぎの散歩道は、まだ誰も歩いていませんでした。

 

 




    

わたしの前を横切って、栗林に逃げ込んだ猫。
覗いてみると、猫もジッとこちらを見ています。まだ子猫のようです。

(こいつは敵か味方か)
とわたしを見て思っているのでしょう。その真剣な目つきがなかなかいい。

媚びやへつらいとは無縁。油断なく状況に対応しようとしている。わたしもこういう目をして生きたいな。

このあとわたしがちょっと動くと、猫は素早く逃げていってしまいました。


早朝散歩

2019-06-07 | 散歩、時々旅

朝、5時半くらいの散歩道です。まだ歩く人は少ない。

きょうは水をコップに1杯飲んでから、朝ごはんを食べずに家を出ました。
水は熱中症予防のためです。

実はおととい、朝食後の散歩のあとに家に帰ってから、熱中症と思われる症状が出て、体がだるく、一日中しんどかったからです。

「風邪かな」
とも思ったのですが、きのう夜たまたま見ていたテレビの健康番組で、「就寝中は発汗が多く、体は脱水状態になりやすい」と言っていたので、
「これだ!」
と、ハタと思い当たった次第です。

脱水状態の上に小一時間も歩いたので、軽い熱中症を引き起こしたのでしょう。
現に一晩明けると、体はすっかり楽になり、風邪の症状もありませんでした。

この日(おととい)の朝食(パン食)には、コーヒーを3杯もがぶ飲みしたのですが、脱水状態改善の即効性はなかったようです。
朝食でとる水分は、体に回るより、食後の消化のほうに先に回るのかもしれません。

そこできょうは、朝ごはんを食べずにまず水を飲んで、朝早く出かけたというわけです。 体も軽く、快適な散歩を楽しむことができました。

 

 

 

    

わが家のアジサイが、だいぶ白くなってきました。

このアジサイは、どういう名前かは分かりませんが、花びらの一つ一つが小さく、全体に密集しすぎておらず、好きな品種です。
(2019.6.10追記。「アナベル」というようです)

 

 

    

上のまだ青っぽい花のかたまりの上に、小さなカマキリがいました。
このカマキリは、おとといもいたカマキリです。(下の写真)

 

 


    

おとといは違う花につかまっていましたが、どうやらわが家の庭に居候を決め込んだようです。


妙音沢旗桜

2019-04-02 | 散歩、時々旅

埼玉県南部の黒目川沿いの桜は、きのう(1日)、5~6分咲きといったところでした。

木の上部の枝がまだツボミのままです。ぶり返したここ二、三日の寒さも影響しているのでしょう。

こんどの週末には、ちょうど見頃になりそう。

 

 

 


 

対岸に大きな白い花の木がありました。 何人かの人が見上げたり、写真を撮ったりしています。

 

 

 

   

近寄ってみると、木のわきに説明板があります。

「妙音沢旗桜(みょうおんさわはたざくら)」という名前が付いていて、この場所で発見された桜の新品種のようです。

 

 

 


   

さらに説明板を読むと、オオシマザクラ系の桜で、花弁数が多いのが特徴とのこと。

白さが際立つ見事な桜です。しかもほかでは見ることができない。

広くPRすれば、ここにもっと人を呼べるかも・・・。


福島、湯と酒と美味の旅

2018-11-14 | 散歩、時々旅

先週末、福島県に行ってきました。

去年までの6年間、毎年会津に一泊で行っていた友人たちと、今年は少し方向を変え、同じ福島県の二本松市方面を訪ねました。
男ばかり5人の車旅です。

この旅のテーマは例年「湯と酒、ときどき祈り」。温泉や蔵元を訪ね、自然を愛で、寺社や美術館にも寄ります。

上の写真は、二本松市にある蔵元、奥の松酒造。建物の中に酒蔵ギャラリーがあり、試飲と購入ができます。
この日はあいにくの雨となりました。

 

 

 

   
   

蕎麦の「鈴風」で昼食をとったあと、同じ二本松市にある檜物屋(ひものや)酒造店(上)と大七酒造(下)へ。

奥の松酒造とおなじく、いずれも仕込み中のため工場見学はできませんでしたが、購入はできました。
檜物屋酒造店の千功成(せんこうなり)シリーズは、地元以外では手に入らないめずらしい酒。
大七酒造は大きな蔵でした。すべての酒が ‘生酛(きもと)造り’(厳選した清酒酵母を使い、時間をかけて醸す)とのことです。

 

 


    

高村智恵子生家。

智恵子の実家も、造り酒屋だったのだそうです。同じ敷地内に智恵子記念館もありました。

 

 

   

そのあと福島市方面に北上し、西側の山間にある高湯温泉に向かいました。

まず、露天風呂の共同浴場「高湯温泉あったか湯」に浸かり、この日の宿「静心山荘」へ。(上の写真)

 

 


    

静心山荘のお風呂です。湯船も壁も檜造り。

「あったか湯」と同じく、ここも高濃度の硫黄泉。湯の色が緑白色です。
強い硫黄の匂いが鼻をつきました。動脈硬化やリウマチなど、さまざまな症状に効くようです。

 

 

 



静心山荘の晩御飯。
ここの食事は、翌日の朝食も含めて、お世辞ぬきにほんとうに美味しかった。
野菜が多く、調理に手がかけられていて、どの一品もそれぞれ味が秀逸。旨い酒とともに心から堪能しました。

 

 


  

翌日は朝から共同浴場巡り。高湯温泉からさほど遠くない土湯温泉の「中之湯」と、岳(だけ)温泉の「奥岳の湯」を回りました。
土湯温泉は「こけし」で有名なところ。土産物店などでズラッとならんだこけしもゆっくり見てきました。

上の写真は、二本松市街へもどる途中で見た景観。
前日は雨にたたられましたが、雲が切れてきました。尾根に陽が当たり、稜線がくっきり浮き彫りになって美しかったのに、写真で見るとそうでもない。(腕のせいではない、としておきましょう)

 

 


   


二本松市内の大隣寺わきにある大銀杏。黄葉が見事でした。

 

 

 


   

大隣寺へ登る階段にも銀杏の落ち葉が・・・。

 

 



   

この大隣寺は、二本松藩主だった丹羽家の菩提寺で、丹羽歴代藩主の墓があります。
また、戊辰の役で霞城(二本松城)を死守した二本松少年隊の戦死者14人も眠っています。(上の写真)

 

 



    

浪江町から避難して二本松で開業した「杉之家」で、〈なみえ焼きそば〉の昼食をとったあと、霞城の城跡へ。
上の写真は、霞城天守閣の石垣の上から見た二本松市内。里の紅葉(もみじ)がちょうど見頃でした。

 

 

    

ここは阿武隈川近くの観世寺(かんぜじ)

その昔、この辺り安達ケ原で、旅人を岩屋に泊め、殺して食べる鬼婆(おにばば)がいたという鬼婆伝説のあるお寺です。

 

 


   

境内に入ると、とてつもなく大きな石が複数あるのにびっくり。鬼婆が棲んだという岩屋です。
この石、だれがどう運んできたのでしょう。

その手前が鬼婆が出刃包丁についた血を洗ったという「出刃洗いの池」。





   

このお寺の100メートルほど離れた阿武隈川の川岸には、鬼婆の墓といわれる「黒塚」もありました。

これだけ状況がそろっているということは、鬼婆はきっと実在したのでしょう、うん。

 

 

      

旅の土産は檜物屋酒造店の千功成純米酒と、大七酒造の純米生酛。いずれも四合瓶。
飲むのが楽しみです。


今回もたいへん充実した旅となりました。個人的には用事が重なり、遠出はむずかしい状況にあったのですが、思い切って参加してよかった。

写真協力:Y.T.氏


御岳山に登ってきました

2018-10-22 | 散歩、時々旅

天候に恵まれた日曜日、東京都青梅市にある御岳山(みたけさん)(標高929m)に家族で登ってきました。
まさに秋たけなわ。でも、紅葉の盛りはもう少し先のようです。

 

 

 

   

登った、といってもJR青梅線御嶽(みたけ)駅からバス(10分)とケーブルカー(6分)があり、ケーブルカーの終点、御岳山駅から山頂までは整備された階段も随所にあるので、ちょっとハードなハイキング感覚で登れる山といっていいかもしれません。

現に周りを見ても家族連れが多く、小さな子供もたくさん登っていました。
外国人も多く、犬を連れた人たちまで見かけました。

写真は始発、滝本駅から御岳山駅までのケーブルカー。

とはいえ、この御岳山駅でケーブルカーを降り、ここからから山頂までの30~40分の登り道は、ところどころ結構急坂で、正直なところ一般的には若いとはいえないわたしにはかなりしんどかった。(心は若いが)

 

 

 

   

山頂にある武蔵御嶽(みたけ)神社。
御岳山は古くから山岳信仰の山なのです。途中10軒を超える民宿・宿坊があり、登り道のわきには関東各地からの講(江戸時代か)の石碑がたくさん建っていました。

 

 

 

    

神社から見た眺め。青梅市の方向でしょうか。
狛犬が、なぜかとてもたくましい。

 

 

 


    

途中で見た樹齢推定1000年の神代ケヤキ。
平安時代からの木とのこと。国の天然記念物です。

 

 

 

   

帰りはJR青梅線で鳩ノ巣駅までもどり、「鳩ノ巣釜めし」できのこ釜飯。
時間は2時を過ぎており、腹も減っていて美味しかった。

気候も爽やか。楽しい旅でした。


田端、雨夕景

2018-10-13 | 散歩、時々旅

先週、JR田端駅から歩いて3分の居酒屋、初恋屋に行ってきました。
毎年一緒に会津旅行をしている友人たちと会うためです。

あいにくの雨でした。






    

駅北口を出て跨線橋を渡るところで、おじさんたちが果物を売っていました。
「雨の日特価」の貼紙があります。
こんな雨の日は早く売って、そりゃあ早く帰りたいですよね。

 

 

 

   

跨線橋を渡り切ったところの貸看板に、「広告募集」の文字がありました。
いつも缶コーヒーなどの広告が出ていたのに、何年もこの道を通っていて初めてのことです。
景気は今、はたして改善しているのでしょうか。

個人的には、物価は上がるし医療費負担は増えるし、暮らしやすくなっている実感はない。
日本経済は大丈夫かっ、とわたしは言いたい。

 

 

 

  

初恋屋の刺身盛り合わせ。
どれもこの上なく新鮮で、美味しい。

ほかにアラ大根、ポテトサラダ、ヒレカツもどき(マグロ血合のカツレツ)、ネギマ鍋・・・。ここは安くて旨い店です。

 

 

 

     

初恋屋の酒は「奥の松」。
蔵元は会津の近くの二本松市にあります。今年は会津に行った折にそこにも寄ろうか、という話になりました。

写真は2合徳利です。(お猪口代わりのグラスが大きいので、小さく見える)
よく飲みますねぇ。

 

 


   

初恋屋を出ると、雨は上がっていました。

*写真協力:Y.T.氏。


ときたまの横浜

2018-09-23 | 散歩、時々旅

昨日(22日)、横浜に行ってきました。

上の写真は山下公園から見た氷川丸。

ほんとうは港の見える丘公園にある「大佛次郎記念館」に行きたかったのですが、地下鉄の「元町・中華街駅」で、反対側(遠いほう)の出口に降りてしまって、ここに来てしまいました。

氷川丸をこんなに近くで見たのは初めてです。これはこれでよかったのだ、ということにしましょう。

おかげで大佛次郎記念館までは結構遠く、しかも港の見える丘公園に行くには登り道で、少し蒸し暑い日、すっかり汗になってしまいました。

日頃は運動不足なので、これもこれでよし、ということにしましょう。(要するにどうでもいいんだね)

 

 

   

途中、CAFE Elliott Avenue Yokohama(アルファベットで書くところに横浜らしさがある)で昼食。
‘シアトル風’ と銘打ったサンドイッチと、エスプレッソコーヒー。
店長らしい青年がわたしの座ったテーブルまで来て、目の前でコーヒーを注ぎ、ハート型の花の絵を描いてくれました。
(一人客の、たそがれおじさんには、あまり似つかわしくなかったけど)

 

 

 
   

大佛次郎記念館(写真奥の建物)では、さる会合がありました。
建物も会議室も洒落ていて、会議室から専用の広いベランダに出ることもでき、ゆったりと気持ちよく、VIPになった気分で会に参加することができました。

会合の後は歩いて中華街へ。
横浜はときたま(たまに)しか来ない街ですが、食事も美味しかったし、山下公園もよかったし、汗もかいたし、いい一日となりました。

 

 

   

今日は、お彼岸の中日。家の近くの墓園にお墓参りに行ってきました。


殿ヶ谷戸庭園の新緑

2018-05-06 | 散歩、時々旅

昨日は、国分寺にある殿ヶ谷戸(とのがやと)庭園に行ってきました。

ゴールデンウイークの爽やかな一日、天候にも恵まれ、新緑を楽しんできました。

といっても、この日庭園内の紅葉亭(こうようてい)で行われたイベントの世話役の一人でしたので、さほどゆったり、のんびりというわけにはいきませんでしたが。

 

 

 

   

紅葉亭の展望スペース。
奥行きのある雑木林の緑を、ここから眺めることができます。

庭園には、思いのほかたくさんの人が訪れていました。

 

 

 

   

紅葉亭から見下ろした次郎弁天池。
地下水の湧水によってできた池だそうです。

この殿ヶ谷戸庭園は、武蔵野段丘の南縁の地形を利用して作られた庭とのことで、高低差のある変化に富んだ景観が魅力です。

 

 

    

秋には紅葉も美しく、四季折々さまざまな花が楽しめます。都心からも意外と近く、手軽な行楽、散策の穴場であるかもしれません。


影の街へようこそ

2018-04-25 | 散歩、時々旅

土手に映っている影は、川の対岸に並んでいる家々の影です。

家々の後ろの西日が沈みかけています。


この影は、人が見ていないときにこっそり踊りだしたりはしませんが、しばらく目を離していて、数分後にもう一度見てみると・・・

 

 

 

 

 


  

背が伸びています。

人には人の世界があり、影には影の世界があるのですね。

 

 



   

家と家の間の人影は、なにを隠そう、わたしです。
実は影の街に、ちょっとだけ行ってきました。

影の街から見た対岸のわたしは、なかなか男っぷりが良かったですよ。(ホンマかいな)


雨のち雪、ときどきボンヤリ

2018-03-22 | 散歩、時々旅

見事な紅梅です。

一週間ほど前にもここを通ったのに、その時は気がつきませんでした。
まだ十分開花していなかったのでなく、わたしがボンヤリしていたからでしょう。

ときどきボンヤリするのもいいものです。(いつもジャン)

 

 

   

同じ敷地の右側に目を向けると、草むらの上から何かがこちらをうかがっています。

 

 

 



   

よく見ると、ライオンさんでした。

ここは幼稚園。庭が広くていいですね。

 

 

 

   

先週温かい日が続いたと思ったら、ここ二、三日、ぐっと冷え込みました。
昨日は雨から雪に。せっかく開いたチューリップもちぢこまっています。

‘名残雪’ かな?

一気に春、というわけにはなかなかいきませんね。(そだね~)

「なごり雪」(イルカ)↓
https://www.youtube.com/watch?v=q0gEn0Q7QX4


今年のわたしの運勢は・・・

2018-01-07 | 散歩、時々旅

昨日、所用で大塚まで行ってきました。

ついでに(といってはナンですが)、大塚駅近くの天祖神社に御参り。(初詣では元日に地元の氏神様で済ませている)
土曜日だったせいか、けっこう大勢の人たちが来ていました。

 

 

 


   

御神籤を引いてみました。百円。御神籤を引いたのは何年ぶりでしょう。

神様の御託宣は 「吉」。なかなか良いではありませんか。

主な「個々の運勢」は以下の通り。( )内はわたしの感想。

願望(ねがいごと)「早くすれば他人(ひと)の助けありて調(ととの)う」(願い事は公言しとこう)
待人(まちびと)「来ず。音信有り」(いやにはっきり言われちゃったなあ)
失物(うせもの)「出にくい」(落とし物をしたら、あきらめるしかないか)
旅行(たびだち)「さわりなし。よろし」(どんどん出かけよう)
学問(がくもん)「努力すればよろし」(‘飛躍的に進歩する!’ とは言われなかったな)
恋愛(れんあい)「未来に幸福あり」(今は無い、ってことだな)
病気(やまい)「心を強くもてばなおる」(精神力が大切なのだ! 神様は見守ってくださる)


今年は「吉」。 願いと希望を失わず、執着せず、行きたいところには行って、心を強く持ち、日々努力せよ、ということですね。

 

 

    

大塚駅前駅付近の都電荒川線。


奥多摩ゆとり旅

2017-11-04 | 散歩、時々旅

奥多摩に行ってきました。

ここはJR青梅線の終点、奥多摩駅から少し歩いたところ。ところどころ紅葉も進んでいます。

 

 

 

   

多摩川上流(日原川の合流点付近)沿いの細い山道を上り下りしていくうちに、こんな景観に出会えました。

ほんとうは奥多摩駅の5駅ほど手前の御嶽駅辺りで降りれば、本格的な山歩き、渓谷歩きが楽しめたのでしょうが、「後で釜飯食って鮎酒でも飲もう」などという、同行の山の神たちとの軽いノリで来た‘無計画散歩旅’ だったので、これで十分とせねばならないでしょう。

 

 

 

   

途中見つけた「もえぎの湯」で、しばし足湯。100円。

 

 

 

   

ここは奥多摩町大丹波にある釜飯の「なかい」。

美味しいと評判の人気店で、いつも行列ができるのだそうです(奥多摩駅からのタクシー運転手さん談)
この日は平日なのに、店の前に十数人が並んでいて、結局わたしたちも小一時間待たされてしまいました。

今月の中・下旬、紅葉ピーク時の休日なら、いったいどうなることか・・・。

 

 

 

   

きのこ釜めし。

盆の右側の釜は鶏肉とたっぷりの野菜が入った水炊き。これに刺身こんにゃくと漬物、大福餅のそれぞれ小皿がついて1550円。とても美味しかった。

 

 



    

イワナの骨酒二合。1500円。濃厚。

昼下がりの西日が庭から入ってきて、それを背負ったわたしは、背中から腰にかけて熱くなってきました。

 

 

   

帰りは「なかい」の近くのバス停、南平から奥多摩駅行きのバスに10分ほど乗って川井駅前で降り、青梅線に乗り換えました。


奥多摩の旅は、できれば車で来るのがいいのでしょう。電車やバスを待たなくていいからです。(今回はあちこちでずいぶん待ちました)

でも、自然に触れることのできるゆったり、のんびり旅をしようと思えば、待つことは避けられないのかもしれません。
アセアセとあちこち無駄なく回ろうとすると、心のゆとりが無くなり、落ち着いて今そこにある景観や土地の味わいに触れることができにくくなるからです。

今回の奥多摩の旅、楽しい旅でした。


疲れたら、ひと休みしましょう!

2017-10-31 | 散歩、時々旅

以前にも記事にしましたが、わたしの散歩道に、手書き文字のおもしろい旗を立てている畑があります。

読む人に励ましを与えるような文言が多い。

 

 

 

   

風の強かった昨日見たのは、

「無理したら、あかんでェー。人生なるようにしかならないから。」

  



   

その旗の上にこんなのもありました。

「ここのところ、毎日朝から雨、そして台風。
    ところで、キタサンブラック、やったね!」

わたしは競馬に詳しくはありませんが、キタサンブラックとは前日(29日)、今年の天皇賞レースを制した武豊騎乗の馬のようです。
この旗を作った人、競馬が好きなのでしょうか。

 

 

 

   

こんな文言もあります。

「疲れたらひと休みしましょう。」

 

 

 

   

10日ほど前にはこんな言葉もありました。よく見えませんが、

「色々あるけど、頑張らないで頑張ろう!」

と書いてあります。

実はこの写真を撮っているとき、前つばのキャップをかぶった結構年配の男性が、旗の5メートルほど右側に現れ、じっとこちらを見ていたのです。

この畑の持ち主で、旗を作った本人と思われました。わたしは慌てて、
「写真、撮ってもよろしいでしょうか」
と聞くと、「どうぞ」と言ってくれました。

そのままあれこれ話していると、この方はこの「色々あるけど、頑張らないで頑張ろう!」という言葉が好きなのだそうです。
読む人に励ましを与える言葉は、ご自分をも励ます言葉だったのでしょうか。

こんな旗を立てるなんて、ちょっと変わった人かなと思っていたのですが、真面目そうな、むしろ控えめな方でした。

旗の文言を時折変えているようで、これからも注意してこの畑の脇を通りたいと思います。

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/bd2cd80f505df65b035e1c49c8318e9d


会津、裏磐梯、湖と湯と祈りの旅

2017-10-23 | 散歩、時々旅

西会津町から紅葉の裏磐梯へ出て、会津美里町を回る会津の旅に20日、21日と一泊で行ってきました。

毎年秋、同じ5名のメンバーで(男のみ)、車で会津の各地を巡って、今年で6年目となります。
6年で、それぞれ一泊の旅で、会津のほぼ全域を巡ることができました。

上の写真は西会津町の如法寺 鳥追観音。「会津ころり三観音」の一つです。
そのせいでしょう、堂内ではたくさんのお年寄りを見かけました。

中には太い柱に抱きついている人もいました。そうすればきっと、ころりとあの世に行けるだけでなく、どんな願い事も叶うのにちがいありません。

わたしはまだころりと逝くわけにはいかないので、正面奥にこぢんまりと鎮座するご本尊の鳥追聖観音様に手を合わせ、もう少し見守ってくださいとお願いしてきました。

 

 

 

   

これは大山祇(おおやまづみ)神社遥拝殿。

本社はここから登り道を歩いて1時間ほどとのことで、車を降りて行かねばならず、時間もなく雨模様でもあったので、今回は行けませんでした。

昨年手に入れた会津案内のパンフレットには、本社の参道には大きな杉並木や滝もあるとあり、機会があれば行ってみたい気もしました。

 

 

 


   

裏磐梯の桧原湖です。

先ほどまでの小雨がようやく上がったものの、対岸の山の上には霧が立ち込めています。

 

 

 

   

宿泊の「民宿 ひばら」。
ご主人ご夫婦のお人柄もよく、料理も美味しいし、湯舟はやや小さめながら温泉の湯量もたっぷりで、いい宿でした。
(夕食の後半、ご夫妻が一升瓶を抱えてきてわれわれに加わり、ずいぶん遅くまで飲んで、話し込んでしまいました)

 

 

 

   

桧原湖の湖畔に立つ鳥居。

明治21年(1888)、今から130年ほど前、磐梯山の大噴火で埋没した檜原村にあった神社の鳥居です。

 

 

 

   

これは、その鳥居の下に立って、湖面を見たところです。

足元の黒いかたまりは、神社の参道にあった並木の根の部分と思われました。
いちばん先にある横棒(のように見えるもの)は、もう一つの鳥居のてっぺんの部分です。水位がさらに下がると、鳥居の上部が見えてくるのだそうです。

この参道をそのまま下っていったところに、埋没した集落があったのですね。

 

 

 

   

このあと「五色沼」の湖沼群を、そのところどころをのぞきながら、途中、諸橋近代美術館(「ダリの挿絵版画展」をやっていた)に立ち寄り、会津美里町に回りました。

 

 

 

   

「蕎麦処 梅庵」でお昼。
ここのざるそばと野菜天ぷら、とても美味しかった。

 

 

 

   

ここは伊佐須美神社。
岩代国(現在の福島県西部)一之宮、会津の総鎮守です。

このほか会津美里町には、弘安寺 中田観音、法用寺、龍興寺など古刹、名刹も多いのですが、裏磐梯でゆっくりしたせいで時間がなくなり、今回は行けませんでした。

日本の5大仏都の一つといわれる会津(ほかは京都、鎌倉、奈良、平泉)。 秋だけですが6年間続けて来て、あちこちのお寺と仏像を少なからず見ることができ、なるほどと思います。
庶民の願いと祈りを、やさしく受けとめてくれる素朴な宗教文化が、この会津には昔から根づいていたのです。 

http://blog.goo.ne.jp/kyusan2/e/662da41e6f18ef256d07523583c21726


新宿西口点描

2017-04-09 | 散歩、時々旅

昨日、一昨日と新宿西口まで行ってきました。

両日それぞれ、親しい人たちとの ‘飲み会’ があったためです。

偶然二日続いてしまいましたが、毎日飲み歩いているわけではありません、念のため。

一昨日は曇りのち晴れ。昨日は雨のち曇り。写真にそれが表れています。

上の写真は青梅街道の歩道橋から見た大ガード方面。(一昨日)

 

 

 

    

同じ場所から右の方向に目を転じると、この景観。

左側に見えるのが、東京モード学園の入っているコクーンタワー。

 

 

 

   

へぎそばの「越佐庵」。一昨日の集まりはここでありました。
新潟の美味しい酒が多く、つい飲みすぎてしまいました。

 

 

 

   

帰り際にちょっとのぞいてみた「思い出横丁」。

客に外国人が増えたなぁ、という印象をもちました。
浅草や上野、銀座などとともに、外国人の観光スポットの一つに入ったのでしょうか。

昔からここにいた、たくさんの飲んべえオヤジたちは、今どうしているのでしょう。
肩身の狭い思いをしているのか、それとも酔客同士、外国からの観光客と適度にコミュニケーションをとって、国際交流に貢献しているのか。

 

 

 

   

京王プラザホテル(手前)と東京都庁。(昨日)
都庁の上部には、霧がかかっています。

この写真を撮っていると、急に後ろから声をかけられました。
「この敷地内での写真撮影は禁じられています」
ドキッとして振り向くと、立っていたのはこのビル(新宿センタービル)の警備員と思しき、青い制服姿の若い男性でした。

(なに、あと5メートルも左によれば、一般の歩道じゃないか。柵を越えて入ってきたわけでもなし・・・)
と思ったのですが、そこは紳士の(気の弱い)わたし、「はい」と素直に従いました。
「ご協力ありがとうございます」
と警備員さん、笑顔を向けてくれました。人の好さそうなお兄さんです。

 

 

 

    

木の切り株ではありません。

地下からの通気孔ですね。(後ろのビルは京王百貨店)

ツタがからまり、それなりの雰囲気が出てきました。

 

 

 

   

「うおや一丁 新宿西口店」。昨日の集まりはここでありました。

ゆったりしたスペースの、ここもよいお店でした。