興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

ホロヴィッツを愛するピアノ教師

2009-02-18 | 韓国文化垣間見

韓国映画「私のちいさなピアニスト」をレンタルDVDで観ました。
とても感動的な映画でした。

・・・プロのピアノ演奏家を目指しながらも果たせないでいる女性ジス(オム・ジョンファ)は、ソウルの下町にピアノ教室を開いた。
ジスはその町で、絶対音感を持つ7歳の少年キョンミン(シン・ウィジェ)と出会う。

キョンミンは4つのときに母親を交通事故で亡くし、心に傷を負っていた。 祖母と二人暮らし、街中でいたずらばかりしている孤独な問題少年だった。

キョンミンはジスの教室にピアノを習いに来ていたわけではない。 ひょんなことからジスはキョンミンの天分を知り、ピアノを教え始める。 やがて・・・。
http://www.cqn.co.jp/mylittlepianist/



俳優陣の少し大げさな演技、やや強引なストーリー設定は気になりましたが、後半のジスとキョンミンの別れの場面、ラストの思わぬ形での再会シーン(ネタばれになるので詳しく書きません)には嗚咽をこらえることができませんでした。

「おばあちゃんの家」「マラソン」などの人情の機微をついた韓国映画の一つの路線につながる作品といっていいでしょう。

(原題「호로비츠 위하여」<ホロヴィッツのために>