「予測不能な大規模停電の恐れあり」
という政府筋からの緊急情報が、昨日(17日)夕方流れたため、6時過ぎ都心の事務所から、途中で電車の運行が停止されるかもしれない、という不安を抱えながら帰ってきました。
池袋までの地下鉄有楽町線とそこからの私鉄も、その情報に駆られた人たちで、朝のラッシュ時以上にギュウ詰めでした。
乗換えの有楽町線池袋駅では入場制限をしていて、自動改札機の前は入場を待つ不安顔の人たちであふれていました。
(有楽町線内でのアナウンスによると、銀座線と日比谷線では人々が殺到して、運行がストップしているとのことでした)
ともあれ、わたしはいつもより30分以上時間がかかったものの、なんとか8時過ぎに無事帰宅できた次第です。
結局、昨日 、「大規模停電」 はありませんでした。 緊急情報はいったい何だったのか。 人々の不安を煽っただけではないのか。 後日責任者の釈明をぜひ聞きたいものです。
ところで、このたびの大地震と大津波、そして原発事故。その被害の大きさに、言葉もありません。
被災し苦難に直面されている大勢の方々に心よりお見舞いを申し上げますとともに、救援と危機回避に直接、現場で困難な中あたっておられる方々にも、敬意を表し、声援を送りたいと思います。
また、原発事故については、放射性物質拡散の実態と危険の程度がよくわからず、不安です。
今日、「米政府は福島原発を中心とした半径80キロ圏内に住む米国人に避難勧告を出した」 との情報が伝わってきました。
日本政府は2、3日前、半径20キロ圏内からの退避、20~30キロの屋内退避を指示したままですが、はたしてそれで大丈夫なのでしょうか。
現状は本当のところどうなっているのか、そしてわたしたちは今何をすればよいのか、正確な情報の開示が、いまこそ求められます。
ご参考までに、民主党元代表小沢一郎氏も、自身のブログで、
「発電所における火災や、爆発による放射性物質拡散などの事態については、政府、東京電力に対し、正しい情報を迅速に公表することを、強く求めるものです」
という緊急メッセージを発しています。
http://www.ozawa-ichiro.jp./