興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

‘秋尽し’

2011-09-11 | 美酒・美味探訪

香川県かがわ市 「ばいこう堂」 の ‘秋尽し’。

和三盆 (純日本産の砂糖) で作ったお菓子です。 四国に住む知人からいただきました。
上品な甘みの和三盆は、高級な和菓子によく使われていますね。

ところで和三盆といえば、わたしは 和菓子「とらや」 の ‘推古’ を思い出します。これも和三盆を固めた、小さなお菓子です。
たしかノンフィクション作家の柳田邦男氏だったと思いますが、エッセイの中で、仕事中 ‘お腹が空いたときの一時しのぎ’ に推古を口にしている、と書いていたのです。

昔、それを読んだわたしは、早速マネをしてみました。 残業で遅くなる日の夕方、口に含んでみたのです。
すると、確かに一時的に空腹を紛らす効果があったように思います。 柳田氏は、二時間は保つとたしか書いていました。

今、それを思い出したわたしは、 「これはダイエットにも有効なのではないか」 という考えに思い至りました。
食事の代わりに和三盆のお菓子を口に含み、二時間後にさらにもう一つ食べれば、空腹を感じることなしに次の食事時間が来るではないか。 一食を苦もなく抜くことができるではないか・・・。 

(これでオレのポッコリ腹もへっこむ
と思ったわたしは、さらにもう一つのアイデアが浮かびました。
・・・そうだ、それを 「ダイエット本」 として書こう。 そうすれば、きっと売れるにちがいない。

タイトルは、 『和三盆空腹だましダイエット』

売れてお金が入ったら、それで食べ歩きをし、美味しいものをたくさん食べよう。 (妄想癖がまた出始めたようです)