興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

八重洲、居酒屋、美術館

2014-12-15 | 散歩、時々旅

東京駅八重洲口です。

近くで会合があったので、東京駅八重洲口に何年かぶりでやってきましたが、景観がすっかり変わってしまっていました。

八重洲口中央にあった大丸東京店がなくなって、周辺に高層ビルが増えました。
大丸は向かって右側のビルに入っているようです。(もうずいぶん前からだよ)

もっとも、電車で東京駅を通過しても(乗り換えても)、降りて地上に出なければ、この景観に触れることはできませんからね。

そういえば、創建当時のドーム型屋根に復元された「東京駅丸の内駅舎」も、まだ見ていません。
今度、いずれ、‘東京駅周辺散策’としゃれこもうかな。

もちろん散策の最後には、わたしの場合‘居酒屋訪問’ということになりますが、この界隈にある居酒屋など、まったく知りません。


実はむかし昔、八重洲北口を出てすぐに、「広(ひろ)」という居酒屋があって、何回か訪れたことがあります。
年配の(当時60は明らかに越えていた)ご夫婦でやっているお店でした。
刺身、煮魚をはじめ、気の利いたつまみに越乃寒梅の吟醸酒など、めったに手に入らない新潟のめずらしい酒を置いていました。

ポテトサラダがとても美味しかったので、「これ、美味しいですね」というと、奥さんが「実は生クリームを少し隠し味に入れているの」と話してくれたのを覚えています。
とても品のいい方でした。

ご主人はわたしよりかなり年上でしたが、あるとき話をしていて、わたしの郷里の高校の先輩であることが分かったのです。

ご主人はそのときから、わたしに対して‘タメ口’で話すようになりました。
わたしは客から後輩になったのです。
(もちろん親しみを感じてのこと。ちなみに、奥さんは東京生まれとのことでした)

もうその頃から20年の余も経ちます。


今回もちょっと、「広」のあった辺りを探したのですが、店はやはりありませんでした。

ご主人と奥さん、今もお元気なのでしょうか。

 

 

 



会合まで時間があったので、近くにあるブリヂストン美術館をのぞいてきました。

初めて入りましたが、ほど良い広さで、気軽に入れる、とてもいい美術館だと思いました。
ルノアール、セザンヌ、ゴッホなどの名画を、常設で見ることができます。

上の写真、美術館入口右脇に大きく引き伸ばされて飾られているのは、ルノアールの
《すわるジョルジェット・パンティエ嬢》
という絵だそうです。

名前は知らないけど、よく見る絵、そんな絵がここには多かったように思います。
館内で売っている絵はがきを、何枚か買ってきました。