興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

過去に目を閉ざす者は

2016-02-28 | 散歩、時々旅

浦和に行ってきました。

JR浦和駅西口を出ると、出迎えてくれたのは「浦和うなこちゃん」の石像と、「URAWA Soccer TOWN」のネオンサインでした。

浦和は、浦和レッズとうなぎで売り出していたのですね。


「浦和はうなぎの蒲焼発祥の地といわれ、浦和うなこちゃんはさいたま観光大使として活躍している」
のだそうです。石像の解説に書いてありました。

 

 

 

 



ところで、JR浦和駅は大きな駅舎のない駅だったのですね。

上は西口です。

 

 

 

 

 

そしてこちらは東口。

浦和には何度も来たことがあり、昔むかし、実は住んだこともあるのですが、南浦和駅を利用していたせいか、気がつきませんでした。

駅としてのメインの管理機構は、大宮駅にあるからかもしれません。

 

 

 


          

今回、浦和に来たのは、今年90歳になる在日の小説家、金石範さんの講演を聞くためでした。

金石範さんは、1948年韓国の済州島で起きた住民虐殺「4・3事件」を題材にした長編、「火山島」を書いた人です。

講演のタイトルは「戦後70年 今、うこと」。

戦後70年続いた日本の民主主義を、今終わらせてはいけない、と熱をこめて語ってくれました。

「過去に目を閉ざす者は、現在にも盲目になる」
と、第二次世界大戦終戦40年を記念する演説で語ったドイツのワイツゼッカー元大統領の言葉も効果的に引用していました。

韓国併合から現在にいたるまでの、日韓にまたがるさまざまな歴史的出来事、とくに大戦後の韓国(南朝鮮)での出来事に、目を見開かされる思いで帰ってきた次第です。

 

 

 

 

 

もう9時を大きく回っていましたが、「串焼 丸真」に、ちょっとだけ寄ってきました。

まえから一度来てみたいと思っていた店です。

 

 

 

    

写真は、かしら肉と椎茸に、ししとう。酒は十四代の本丸。

かしらはとてもやわらかく、味がよく、椎茸は旨みたっぷり。なかなか水準の高いお店と思いました。

今度はもう少し早い時間に来て、ゆっくり飲もう。