興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

会津 2016秋、味わいの旅

2016-11-13 | 散歩、時々旅

福島県の会津に、友人たちと一泊で行ってきました。

この5年間毎年、男ばかり5人の同じメンバーで、会津各地を巡っています(車で行きます)。

今年は、柳津(やないづ)町、三島町、湯川村、会津坂下(ばんげ)町の、奥会津方面に行きました。  

上の写真は、福満虚空藏菩薩圓藏寺から見た柳津町。柳津町は、ちょうど紅葉の真っただ中でした。

 

 

     

圓藏寺境内の紅葉・黄葉は、色がはっきりしていて、とりわけきれい。

 

 

   

平安初期に始まるこの寺の長い歴史の中で、境内の樹木も昔から町の人々に上手に守られ、育てられてきたからでしょう。

ここは、春には桜の名所としても有名とのこと。

 

 

  

圓藏寺は、白い岩肌の山の上に建てられたとても立派なお寺でした。
上の写真は仁王門と本堂。

われわれ5人は皆、信心深いので、虚空藏様の智慧をいっぱいいただいてきました。(というこにしておこう)

 

 

   

昼は、柳津町観光物産館清柳苑で、ソースかつ丼。柳津町はソースかつ丼の発祥の地なのだそうです。

ここは、とんかつをタマネギとともに卵でとじたかつ丼でなく、ご飯の上に生の細切りキャベツをのせ、その上に薄焼き卵、その上にとんかつをのせて、たっぷりソースをかけたかつ丼です。

ソースの味は、なぜかわたしが小さいころ故郷で味わったソースの味を思い出させてくれました(故郷は新潟県の田舎町。柳津町からそう遠くない)
懐かしさもまじったせいか、とても美味しかったです。

このあとわれわれは、三島町の「早戸温泉つるの湯」、柳津の「西山温泉せいざん荘」に寄り、それぞれ日帰り入浴をして、宿の柳津町町営・つきみが丘町民センターに入りました。

宿でもまた温泉に入り、ゆっくりお酒を楽しんだことはいうまでもありません。(長くなるので詳細は省きます)

 

 

 

   

翌朝、つきみが丘町民センターから見た柳津町。只見川は、湖と見紛うほどゆったりした流れです。

一日目は小降りの雨が降ったり止んだりでした。山にはまだ雲がかかっています。

 

 

   

二日目の最初に寄ったのが、湯川村の勝常寺。

ここも柳津の圓藏寺と同じように、平安初期に建てられたとされる歴史のあるお寺です。

 

 

   

国宝の薬師如来坐像、日光菩薩立像、月光菩薩立像をはじめ、国の重要文化財などの仏像が多数祀られている名刹です。

 

 

   

お寺の若いお坊さんに、各仏像について丁寧に説明していただきました。

 

 

   

そのあとに寄ったのが、会津坂下の恵隆寺。

空はしだいに晴れて、日が射してきました。

ここには通称「立木観音」といわれ、高さ8.5メートルの大きな千手観音像が堂内にあります。

「ころり観音」とも呼ばれ、極楽往生を心願すれば、長患い無く ‘ころり’ と旅立てるといわれている。そのせいか、お年寄りの参拝客も多く見られました。

あと会津坂下で寄ったのは、酒蔵3軒(豊国酒造、廣木酒造、曙酒造。いずれも酒の仕込み時期なので、外から見ただけ)、春日八郎ブロンズ像、「春日八郎おもいで館」などです。

春日八郎は、会津坂下の出身だったのですね。

 

 

  

   

昼ご飯は桜肉(馬肉)を食べさせる店、「坂下ドライブイン ほり(堀)」で、桜肉さしみ定食と桜鍋をいただきました。
どちらも実にウマかった。


たっぷり見て、食べて、飲んで・・・。会津は5年目の今回も、ほんとうに楽しく、味わい深い旅でした。

*写真協力:Y.T.氏。