ウォーキングは足を延ばして、ひさしぶりに武蔵野の古刹、臨済宗・平林寺までやってきました。
写真は平林寺の総門。
中に入ると山門や仏殿、本堂などの先に、広大な境内林が広がっています。(国指定の天然記念物)
爽やかな今の時季、新緑の雑木林は散策には最高なのですが、今日はここに来るまで相当歩いてきたので、それは次の機会に・・・。
総門の前に書かれた平林寺の今日の言葉は、
「和顔愛語 いつもおだやかな顔に やさしい言葉」
です。 大切なことですが、実行するのはなかなかむずかしいですね。
わきにあったポスター掲示用のケース。
ポスターには「無依の道人(むえのどうにん)」という言葉がありました。 臨済宗の教えのようです。
デジタル大辞典で「無依」を引くと「仏語。物事に執着したり、頼ったりしないこと。」とあり、「道人」を引くと「仏道を修行する人。」とあります。
「人に頼らず、物事に縛られず、自分の進む道は自分で歩みなさい」という教えでしょうか。 当たらずといえども遠からず、でしょう。
わたしは、柴田トヨさんの「朝はくる」という詩を思い出しました。
朝はくる
一人で生きていく
と決めた時から
強い女性になったの
でも 大勢の人が
手をさしのべてくれた
・・・・・
(『くじけないで』柴田トヨ・詩/飛島新社・刊)
「無依の道人」・・・いい言葉を知りました。