散歩の途中、畑の「防虫ネット」の上にのっている一匹のネコを見つけました。
ネコののったネットの上部が、軟らかくへこんで、まるでクッションのきいたソファーでくつろいでいるかのよう。
ネコはこの畑を、菜園ならぬ ‘楽園’ にしていたようです。
わたしが写真を撮っているあいだ、こちらに警戒の目を向けていたネコは、近づくと危険を察知してか、逃げていってしまいました。
実はこの畑は、家内が近くに土地を借りて野菜を育てている、わが家の菜園なのです。
先日来、この防虫ネット(トンネルともいう)に、ネコの足あとがのこっていたり、てっぺんに2回も大きな穴が開けられたりしていました。
頭にきた家内はネコが登らないようにと、ネットのすそ(下部)に、釣り糸のように細くて強い、見えにくい糸を、ピンと張って ‘ネコ防御’ をしていたのです。
糸がネコの肉球に触れると、痛さに懲りてもう近づかなくなるだろう、という読みでした。
どうやらそれは、ハズレた(効果がなかった)ようです。
わたしの写してきた写真を見た家内は、さっそく畑に行き、防虫ネットの上部にも防御糸を張ってきました。
ネコと ‘菜園管理者’ とのたたかいは続きそうです。