菜園に穴を掘ってきた。
わたしが入るためではない。
もうすぐ収穫するタケノコイモ(サトイモの一種)を掘り出してから、しばらく埋けておく穴だ。
タケノコイモは、葉と茎を少しつけたまま掘り出し、生っていた時の上と下を逆さにして、ここに埋める。
すぐに食べても旨いが、三週間ほど埋けておくと熟成が進み、より旨さが増すという。
食べごろは12月中頃以降になりそう。
穴を掘っていると、虫が出てきて逃げまどう。土くれにのぼって、転げ落ちたりもする。
ハサミムシの一種か。
シャベルで土といっしょに穴の外に出し、その上に土をかけると、しばらく出てこない。
土の中の暗闇が、安住のすみかだったのだろう。
山東菜(さんとうさい)の上に、大きなカマキリがとまっていた。10センチほどもある大きなカマキリ。
オスかメスか。メスだったら気をつけよう。食われてしまわないように・・。