わが家の庭の ‘野菜くず捨て場’ にやってきたヒヨドリ。
少し警戒しながら、菜園で穫れたキャベツをついばんでいた。
部屋の中からガラス戸越しにそっと、アップで撮った写真である。
このヒヨくん、時折首を上に上げる。
食べたものをのみ込んでいるのか、旨え~と感嘆の声を上げているのか。
春キャベツは柔らかいし、これは無農薬だし、美味しいと思っているにちがいない。
韓国語に、「家族」を表す식구(シクク)という言葉がある。
漢字で表すと「食口」。
同じ家に住み、寝食を共にする(同じものを食べる)メンバーであれば、「食口」と言っていいようだ。
これと同じキャベツの中心部は、わが家で食べた。このヒヨドリは家族である。
ヒヨくん、“口減らし” などしないから、安心しな。