興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

恵方におわす神様のお許し

2025-02-01 | 美酒・美味探訪

きょうの昼は、「恵方巻き」の巻きずしだった。

恵方巻きの慣習は、昔わたしの育った新潟にはなかった。
今、関東南部に住むわが家でも、それを習慣にしているわけではない。

それではなぜ恵方巻きを食べたのか。それはわたしが寿司が好きだからだ。

恵方巻きには作法があるらしい。

節分の日に恵方(今年は西南西)に向かって、太巻きを丸ごと一気に食べること。
食べるときは無言で、何もしゃべらずに食べること、という作法である。

これをすれば邪気が払われ、これからの一年、無事に過ごせるのだ。

わたしは家内の作ってくれた巻きずしを、一口目は西南西を向いてかぶりついた。
しかし、そのまま一本食べ続けるのは、喉がつまりそうで、とてもできない。
そこで ‘やむなく’ ビールで喉をうるおした次第。しかもしゃべりながら・・。

それともう一つのルール違反があった。気がつけばきょうはまだ節分ではなかった。今年の節分は二日、つまり明日である。

でも恵方におわす神様は、日頃のわたしの行いを見て、きっとお許しくださることであろう、たぶん。

来月には雛祭りがある。
雛祭りといえばちらし寿司。ちらし寿司というばビール、いや、酒か。

いずれにしても、今から楽しみである。