きょうの昼は、「恵方巻き」の巻きずしだった。
恵方巻きの慣習は、昔わたしの育った新潟にはなかった。
今、関東南部に住むわが家でも、それを習慣にしているわけではない。
それではなぜ恵方巻きを食べたのか。それはわたしが寿司が好きだからだ。
恵方巻きには作法があるらしい。
節分の日に恵方(今年は西南西)に向かって、太巻きを丸ごと一気に食べること。
食べるときは無言で、何もしゃべらずに食べること、という作法である。
これをすれば邪気が払われ、これからの一年、無事に過ごせるのだ。
わたしは家内の作ってくれた巻きずしを、一口目は西南西を向いてかぶりついた。
しかし、そのまま一本食べ続けるのは、喉がつまりそうで、とてもできない。
そこで ‘やむなく’ ビールで喉をうるおした次第。しかもしゃべりながら・・。
それともう一つのルール違反があった。気がつけばきょうはまだ節分ではなかった。今年の節分は二日、つまり明日である。
でも恵方におわす神様は、日頃のわたしの行いを見て、きっとお許しくださることであろう、たぶん。
来月には雛祭りがある。
雛祭りといえばちらし寿司。ちらし寿司というばビール、いや、酒か。
いずれにしても、今から楽しみである。