宣伝でやたらと泣ける泣けると連呼されるのに正直反発を覚えていたし、知的障害を健常者である俳優が演技で表現するのに見ていてひっかかるようなことはないか心配だったが、障害者が生き続けることに関わる問題を「政治的に正しく」登場人物に喋らせたりして、かなり気を配ったようすで別に泣きはしなかったが、反発を覚えることはあまりなかった。
ただ、やはりよくできた芝居であり上手なお芝居であって、だから映像が求めるリアリティに踏み込みすぎる危険を回避できたのと限界と両方ある。
日本ではなぜか演劇は映画と相性が良くなく、むしろテレビと合うみたい。
竹中直人扮するマンガ家、愛情いっぽんのかつてのヒット作「オシャマンベくん」は由利徹の「オシャマンベ」から来ているのかな。差別ネタということで。
(☆☆☆★)


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