脚本が「プリズン・ブレイク」の主演のウェントワース・ミラーというのに注目。役者としてはあれ以上の当たり役に恵まれるのは考えにくいから、新しいキャリアを切り開こうというのかな。
先日の「ラスト・スタンド」キム・ジウン監督=キム・ジヨン撮影のコンビと同様に撮影のチョン・ジョンフンとのコンビをハリウッド進出作に持ち込んだのがおもしろい。
ポール・バーホーベン監督=ジョスト・バカーノ撮影の先例もあって、非英語圏から監督が進出するには気心の知れた撮影と組むというのはひとつの原則になるかもしれない。
美術・衣装のすみずみに至る美的な精錬ぶりはアメリカ映画としても珍しいセンス。
革のベルトで首を絞めるという手口が、なんだか動物を扱っているようで生々しい。
ミア・ワシコウスカは角度によって、「サスペリア」のジェシカ・ハーパーみたいに見える。神経症的なところのせいか。
関係ないけれど、韓国人の名前の英語表記は難しい。誰が誰だかわからなくなる。ハングルで表記されたらもっとわからないが。
(☆☆☆★★)


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