ゲストの認知症の老人を演じているのは、ポール・ベンジャミンではありませんか。
「アルカトラズからの脱出」の“イングリッシュ”役で顔を名前を覚えた。ほとんどセリフのない「ナッツ」の廷士でも妙に“残る”感じで、1973年の「101番街交差点」から出ているベテラン、「ドゥ・ザ・ライト・シング」にも出ています。
今回は、認知症で自己=原題のIDENTITYが壊れかけているところに、息子がよかれと思って与えたパソコンが仇になってさらに自己崩壊の危機にさらされ、それを取り戻すべく犯行に及ぶあたりのモノローグが聞かせます。
このシリーズは回想シーンを使わず、事件の経緯を必ず長いモノローグで聞かせるのだけれど、役者の見せ場にもなるし、絵解きするより重量感が出るのだね。
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