prisoner's BLOG

私、小暮宏が見た映画のノートが主です。
時折、創作も載ります。

「ブロンソン」

2013年06月10日 | 映画
「ドライヴ」でヴァイオレンスのアート化といった作風を見せたニコラス・ウェイディング・レフン監督の旧作。

よく「時計じかけのオレンジ」と比較されるらしいが、クラシック音楽を優雅に一種のバレエのように見せる効果や、イギリスを舞台として取り澄ました管理社会的な感じと野蛮な暴力性の同居しているところなど、なるほど似たテイストを持っている。暴力のアート化、といったモチーフが映画そのものにあるとともに、主人公の内なる衝動になっているのがユニークなところ。
全身を黒く塗って自分の肉体をオブジェのようにしたり、大暴れして監禁されている図そのものがフランシス・ベーコンあたりの現代美術のようにも見えてくる。

主人公はれっきとした実在の人物で、あれだけむちゃくちゃな大暴れをしてるのを映画化でさらしているばかりか、公式サイトまであるというのにびっくり。映画についても触れているし、「作品」を展示して販売もしています。

ブロンソンというのはもちろんチャールズ・ブロンソンからとっているのだが、映画スターの名としてチャールトン・ヘストンはどうだというと、そんなフニャチンな名前使えるか、というのが笑わせる。

ちなみに日本版ではトム・ハーディの全裸にぼかしがかかってしまっているが、無修正だとあれだけマッチョな肉体で短小包茎だそうです。なんだか「ダークナイト・ライジング」でやったベイン役にもつながってくるみたい。
(☆☆☆★)


6月9日(日)のつぶやき

2013年06月10日 | Weblog

【本棚登録】『グーグーだって猫である』大島 弓子 booklog.jp/item/1/4048532…


【本棚登録】『グーグーだって猫である〈2〉』大島 弓子 booklog.jp/item/1/4048535…


ワルも殺し屋もみんな笑顔、映画撮影の合間に談笑している俳優たちの写真いろいろ - DNA dailynewsagency.com/2013/06/08/act… @dailynewsagencyさんから


なだいなだ死去。精神科医としては日本のアルコール依存症治療の草分けであり、昭和38年に国立療養所久里浜病院(現・久里浜医療センター)で最初に治療病棟を設立。著書に「アルコール問答」amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%8… などがある。

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一応体系だった治療プログラムとしては、50年くらいしか経っていないということなります。


依存症ではないと言い張る人を説得するのに、新幹線に乗ってまだ浜松までしか来ていない、といっても降りることはできないのだからいずれは終点まで行ってしまう、という喩えを使っていたのを覚えています。


自民党なんかに投票しなければよい。 RT @babie: ワタミ創業者の渡辺美樹氏が参議院に自民党として出馬予定ですが、比例区なので、政党名でなく候補者名で書けば、自民党候補者に票を入れつつ、渡辺美樹氏を避けることができます。という小技を周知したい。

小暮 宏さんがリツイート | 2 RT

結構似合ってるじゃん。karapaia.livedoor.biz/archives/52130… @karapaiaさんから 美術館にある有名な彫像に現代風の洋服を着せてみた


Hollywoodって苗字の人いるのね。Law & Orderの衣装デザイナーでDanielle Hollywoodというクレジットあり。