のが一貫したトーンを出すとともに、暴力の連鎖は国を超えてつながっているのを端的に見せる。
マケドニアと先進国を結ぶのにカメラマンを軸にしている知的な操作が効果的。
タイトルにもなっている雨というの冒頭とラストをつなぎ、生命の源の水なのかそれとも嵐の予感なのか、どちらともとれる詩的な発想が素晴らしい。
初めの方に猫が射殺されるのをもろに見せるのがとんでもなくショッキング。トリックだとは思うのだが、普段見ている映画ではまず見せられない描写で、これが人間があっさり殺される描写のトーンにもつながってくる。
(☆☆☆★★★)
- 映画.com
本ホームページ