歌曲がまた一度聞いたら覚えてしまう曲ぞろいだが、カメラワークの自在さに加え、しかも昔のMTV調演出と違ってカットをやたらと細かく切り刻んで組み立てるのではなく割りながら音楽とドラマと空間の飛躍と総合的に立体的に構成している構成力が凄い。
一つの画面の中でハイスピードとノーマルスピードの人物が両方いるといったようなテクノロジーの進化を非常に大胆かつ計算だって取り入れている。
宣伝ではほぼ伏せていたけれど、フリークス(と字幕に出る)のサーカスなわけで、逆エレファントマンといった感もある。
淀川長治が昔のブロードウェイで両足がなくて義足になっているダンサーが踊りまくって喝采を受けてるの見て怒ったらなんで怒るのか、彼は彼の技術と個性を生かして芸を見せて人を楽しませているのだから喝采を送っているのだとあちらの人間に言われて、なるほどそういうものかとかとはたと気がついたというエピソードを思い出した。
一方でやはりヒュー・ジャックマンみたいに長身で手足が長くて踊るとすごく映える、容貌に恵まれた人間が中心にくるのだなとも思う。
(☆☆☆★★★)
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