砂漠の真ん中に孤立している警察署にわざと警官を殴ったり酔っぱらい運転で警察車に突っ込んで逮捕された男たちがぶちこまれる、のは何が目的か、というのを徐々に明かすのと、彼らを狙う相手が警察相手でもお構い無しに重武装で襲ってきて、さらには警察内部にも悪党がわさわさいるという展開はかなり面白い。
ただ、いかになんでも人をばたばた簡単に殺し過ぎ。刺激にはなるが、かえって後の展開を縛ってしまった感はある。
ジェラルド·バトラーのキャラクターがジョン·カーペンター「要塞警察」のナポレオン・ウィルソンっぽい。
あまりちょいちょい使うわけではない言葉(デジャヴとか)の使い方が凝っている。
唯一まともな警官が黒人女性というのはPC配慮か。
オープニングのタイトルバックに流れるのがラロ·シフリン作曲の「ダーティハリー2」のテーマ(エンドタイトルでちゃんと表記される)というのはなんでだかよくわからない。格好いい曲には違いないが。
エンドタイトルにケータリング担当の名前が出るのは今や当然だがdish washerつまり皿洗いまでクレジットされるのには驚いた。
B級っぽいのは嬉しいが、警察署から出てくるところですぱっと終わって欲しい気はした。