我が家にはホームドクターが二人いる。
以前にも紹介したことがある二つの医院。
ひとつは30歳代の若いドクター。
「今日は注射しますか?」などと尋ねてくれる優しい先生。
この先生は先代の先生の後を継いだ2代目先生。
私にとっては子供のような存在。
一応敬語を使いながら、どこかでフッとためぐちになる。
やはりずっと年下の弟か子供のように思ってしまう。
もう一人はすぐご近所にあるお医者さま。
この先生は今年85歳であるが、まだまだ現役のドクター。
診察が終わるとペロペロキャンディーとヤクルトを下さる。
ここは小児科・内科。
小児科ではない私にも同じようにくださる。
熱のある時など、そのヤクルトを「今すぐ飲みなさい」と言って
それを診察椅子に座って飲み干すともう1本ヤクルトをくださる。
「これはおうちで飲みなさい」
このヤクルトと優しいお言葉でもう半分病気が治る。
私にとっては父親のような先生だ。

インフルエンザの予防接種をするために
今日はどちらの医院へ行こうか迷った。
寒いし、歩いてすぐのヤクルト先生の医院へ。
久しぶりだからきっと先生は
「おひさしぶり」と言ってくださるに違いない。
ここの医院とはもう長いお付き合いなので奥様とも仲良し。
奥様と言っても85歳の先生の奥様だから80歳前後だろう。
けれどとても可愛らしい奥様。
自宅の一部をクリニックにしているのだが
待合室は完全に奥様のご趣味。
まるで子供部屋のように可愛らしい雰囲気でいっぱい。
小児科が専門だからここに訪れる子供たちは
きっとこの待合室で緊張した気持ちをほぐすことだろう。
さてさて・・・
診察室に入っていよいよインフルエンザの予防接種。
私はいつも同じことを尋ねる。
「先生、痛い?」
そして先生はいつも同じ答えである。
「チクッと少しだけ痛い」
そうかぁ・・・と心の準備をして左腕を出して注射をしてもらう。
やっぱりチクッと少しだけ痛かった。
終わりがけの駆け込みで行ったから私が一番最後の患者だった。
支払いを待っていると、奥様が待合室に来られた。
そしてしばらく世間話をした。
「15日から25日まで待合室でクリスマスしてますの。
また遊びにいらしてね」
そんなことを言ってくれた。

そしてこんな可愛いクリスマスプレゼントを頂いた。
「私にまで?」と思わず聞いてしまった。
「ほんの気持ちですの」
そう言って差し出してくださった。
待合室で奥様とおしゃべりしていると、先生がいらした。
そして今度はヤクルトを2本持って来てくださった。
「これはお子たちの分」
このご夫婦はあったかいなぁ・・・。
チクッと痛かったインフルエンザの予防接種を忘れさせた。
今年はきっと元気に越冬出来るだろうと思った。
以前にも紹介したことがある二つの医院。
ひとつは30歳代の若いドクター。
「今日は注射しますか?」などと尋ねてくれる優しい先生。
この先生は先代の先生の後を継いだ2代目先生。
私にとっては子供のような存在。
一応敬語を使いながら、どこかでフッとためぐちになる。
やはりずっと年下の弟か子供のように思ってしまう。
もう一人はすぐご近所にあるお医者さま。
この先生は今年85歳であるが、まだまだ現役のドクター。
診察が終わるとペロペロキャンディーとヤクルトを下さる。
ここは小児科・内科。
小児科ではない私にも同じようにくださる。
熱のある時など、そのヤクルトを「今すぐ飲みなさい」と言って
それを診察椅子に座って飲み干すともう1本ヤクルトをくださる。
「これはおうちで飲みなさい」
このヤクルトと優しいお言葉でもう半分病気が治る。
私にとっては父親のような先生だ。

インフルエンザの予防接種をするために
今日はどちらの医院へ行こうか迷った。
寒いし、歩いてすぐのヤクルト先生の医院へ。
久しぶりだからきっと先生は
「おひさしぶり」と言ってくださるに違いない。
ここの医院とはもう長いお付き合いなので奥様とも仲良し。
奥様と言っても85歳の先生の奥様だから80歳前後だろう。
けれどとても可愛らしい奥様。
自宅の一部をクリニックにしているのだが
待合室は完全に奥様のご趣味。
まるで子供部屋のように可愛らしい雰囲気でいっぱい。
小児科が専門だからここに訪れる子供たちは
きっとこの待合室で緊張した気持ちをほぐすことだろう。
さてさて・・・
診察室に入っていよいよインフルエンザの予防接種。
私はいつも同じことを尋ねる。
「先生、痛い?」
そして先生はいつも同じ答えである。
「チクッと少しだけ痛い」
そうかぁ・・・と心の準備をして左腕を出して注射をしてもらう。
やっぱりチクッと少しだけ痛かった。
終わりがけの駆け込みで行ったから私が一番最後の患者だった。
支払いを待っていると、奥様が待合室に来られた。
そしてしばらく世間話をした。
「15日から25日まで待合室でクリスマスしてますの。
また遊びにいらしてね」
そんなことを言ってくれた。

そしてこんな可愛いクリスマスプレゼントを頂いた。
「私にまで?」と思わず聞いてしまった。
「ほんの気持ちですの」
そう言って差し出してくださった。
待合室で奥様とおしゃべりしていると、先生がいらした。
そして今度はヤクルトを2本持って来てくださった。
「これはお子たちの分」
このご夫婦はあったかいなぁ・・・。
チクッと痛かったインフルエンザの予防接種を忘れさせた。
今年はきっと元気に越冬出来るだろうと思った。