我が家のクリスマスツリー

普段あまり細かいことを言わない娘に言われた。

「今年はクリスマスツリー出さないの？」

はいはい・・・出しますわよ。
クリスマスの飾りつけをしなかった年などないでしょう？
でもこれは時間がかかるから
１２月に入ってもなかなか出来なかった。

みんなが寝静まった夜中から飾りつけた年もあったのに
年々気力と体力がなくなって来ているようだ。
やっぱり私も年を取ってきたのだと、変なところで納得している。


今日はクリスマスツリーの飾りつけをした。
このクリスマスツリーは高さ１５０センチ。
今年結婚３０年目の私たちにとっては
何代目のクリスマスツリーになるだろうか？
過去のアルバムを開いて家族写真を見ては
「こんな可愛いらしいツリーもあったんだわ」と
昔を懐かしむことがある。

ツリーを組み立てると先ずライトを飾る。
これも電球の切れているのが多い。
電球を付け替えればいいのにそんなのする人じゃない私。
この電球は一度ライトをつけると２５日まで消灯しない。
一日中チカチカ点いたり消えたりを繰り返し
夜、外から真っ暗な我が家に帰って来た時など
このツリーのライトが寒さにかじかんだハートを温めてくれる。



オーナメントは年々増え続けて来た。
中には３０年前のものもある。
たぶんこの子が
初代のサンタクロースだったような気がする。
この子は今キルトのツリーを飾っている。
長老のこの子は私のお気に入りでもある。
古ぼけてちょっと切なささえ感じる。

この他にも小さなツリーやモビールやクリスマスグッズはいっぱいある。
けれど今年はこれだけ。
あとは来年また登場させましょう。



クリスマスツリーを出すとホッとする。
幾つになってもクリスマスという特別な日に
イベント心でいたい。
ときめく心は大切だと思っている。

帰宅した娘は言った。

「わぁ～！クリスマスツリーを出したんだ。お母さんがんばったね」

キラキラのツリーを見ていると何だか幸せな気分になってくる。