今日も暑い一日でしたね。
ここを訪問してくださったゲストの皆さま、如何お過ごしでしたか?
今日はちょっとだけ嬉しいことがありました。
先ずはその経緯からお話しますね。
和歌山市の病院にいる母のところにお見舞いに行きました。
お盆だからスペシャルに・・・・。
朝6時に家を出て、もう8時には母とおしゃべりしていました。
一日べったり母娘の時間を過ごして
最近「私は母の母しているなぁ・・・」と感じます。
そう言えば最近娘も私の母してくれること多くて頼ってしまう私。
いつの間にか世代交代しちゃうのですね。
母と私を繋ぐローカル線のワンマン電車。
2006年3月末日まで「南海電鉄・貴志川線」だったのが
4月から「和歌山電鉄・貴志川線」になりました。
廃線が危ぶまれていたのが和歌山電鉄のお蔭で蘇りました。
この和歌山電鉄・貴志川線は
和歌山市から紀ノ川市貴志川町まで走るワンマン電車です。
和歌山電鉄が引き継いだ後も
しばらくの間、旧南海電鉄の車両を使っていました。
ところが2006年8月6日から「いちご電車」が走り始めました。
この地域はいちごの栽培がたくさんされていて
それにちなんで「いちご電車」という名前になったとか。
私がそれを知ったのは8月5日の夜のNHKのニュースでした。
「明日からいちご電車始動」
そんなテーマで紹介されていました。
今はまだ「いちご電車」は1台しかないそうです。
だから一日の運行時間も限られていますが
いずれ全車両をいちご電車にするそうです。
今日は夕方まで母と一緒にいたし
夕方病院から外に出ると、まだまだ暑くてクラクラしました。
「早く帰りたいなぁ・・・」と思っても病院から家まで2時間。
大抵は居眠りしながら、帰る私です。
少し疲れた顔をして、駅のホームで電車を待っていると
辺りはもう薄暗くなり始めました。
向こうから「いちご電車」が走って来ました。
イッキに疲れが吹っ飛びました。
この電車には早く乗りたいと思っていたのです。
願いが叶いました。
もう電車の中では、子供みたいに舞い上がってしまいました。
今日もバックにはデジカメが入っていました。
私の心の中で
ひそかに「いちご電車」との遭遇を狙っていたのです。
心待ちにしていた被写体に出会うと、まるで獲物に出会った狼。
水を得た魚状態で興奮しまくり。
乗客のことなどお構いなしで、電車の中でシャッターを切る。
「いちご電車」って車体にいちごの絵が描いてあるだけではないのです。
車内は可愛い、いちご、いちご、いちご・・・。
通勤・通学電車としては珍しい木製の床。
ベンチ、サービスカウンター、テーブルまであります。
弱者コーナー(優先座席)やロールブラインドも
JRの電車とはまるで違います。
ローカルな温かみがすべてに感じられました。
今は廃線になったけれど
私が故郷の有田にいた頃、利用していた有田鉄道。
愛称「有鉄」の雰囲気によく似ています。
けれど「いちご電車は」平成版。
すべてが今風の素晴らしいワンマン電車です。
これからは全車両が「いちご電車」になるそうです。
いつ乗っても「いちご電車」ということです。
こんな電車に乗るとまるでピクニック気分です。
これからもこの電車に乗ってそんな気分を味わいながら
母のところへ行って、幾つになっても母に甘えるだろう私。
だから母がどうかいつまでも長生きしてほしいと思います。
母と私の心を繋ぐ「いちご電車」
楽しい電車、大好きです。