
第88回全国高校野球選手権の決勝戦
延長引き分け再試合が終わり
早稲田実業が深紅の優勝旗を手にしました。
夏の3連覇を狙う駒大苫小牧を降し
夏の大会の初優勝を果たした早稲田実業。
私たちにたくさんの感動を与えてくれました。

20日の決勝戦は延長15回引き分けの再試合。
決勝戦の再試合は37年ぶりとのこと。
何度も息をのむ素晴らしい試合。
またひとつ甲子園に伝説を残しました。
駒大苫小牧は九回、2点本塁打で1点差に迫りましたが
斎藤投手に抑え込まれ試合終了。

3連覇の重圧の中での駒大苫小牧。
大きな期待を背負っての早稲田実業。
5万人の観衆が見守る中で決勝戦再試合が終わりました。
今大会の高校野球には多くのことを教えられました。
何事も諦めずに最後までがんばること。
「万事休す」の逆転劇が多かった。
絶体絶命のピンチを何度もクリアして、勝利に結びつけました。

逆転、再逆転、そしてホームラン。
得点をひっくり返すような打撃戦。
延長での逆転サヨナラ勝ち。
観ている方をハラハラさせ、テレビに釘付けにさせたお盆休み。
勝って泣く球児、負けて泣く球児。
その涙と一緒に観客も泣けるのは
球児たちの純粋な青春に心打たれるから。

この試合を見守る全国の人たちは
きっともうどちらが勝っても負けても勝者だと思ったはず。
勝者と敗者を分けるのはあまりにも忍びない。
たくさんの感動を与えてくれた球児たちにありがとう。
甲子園を後にした球児たちは第2のステージへと。
ここでがんばったことをこれからの人生に繋げてほしいと思う。
甲子園が終わると、秋風が吹き始めるのももうすぐですね。