![Syojin0612011 Syojin0612011](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/c4/d4519d5c3e95ab5bff154d869343304c.jpg)
今日から12月。
急に気忙しく感じるのはみんさんも同じでしょうか?
12月らしい話題もなくて、今日は昨日の続きです。
昨日行った紅葉狩りで頂いた昼食は
正暦寺参籠所での「精進料理」でした。
ここは一見(いちげん)さんはお断りで
紹介がなければ、決して食べることの出来ない精進料理です。
![Nara1_1 Nara1_1](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/7f/5af3f979251c6c55a8763ad5f3cc5438.jpg)
昔、高野山で精進料理を頂いたことがありますが
食いしん坊の私には、とても物足らないものでした。
でも精進料理の心得を
ひとつひとつ噛みしめながら頂いたものです。
![Syojin0612012 Syojin0612012](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/22/e1041b4bf6e80f7377c80493d8f77d54.jpg)
「いただく」というのは
「あなたの命をいただきます」という意味だとか。
例え野菜であっても
日に日に成長し、実や種をつけて、子孫を残そうとします。
生きている以上、命に変わりはないのです。
精進料理の心得とは
この食べ物が運ばれるまでの幾多の人々の労力に感謝します。
自分の徳行が足りなく、この食べ物は自分には過分に思います。
この食べ物に対して、むさぼる心は起しません。
この食べ物は、自分の命を宿す良薬と心得ます。
この食べ物は、仏道を成しとげる為に頂きます。
![Syojin0612013 Syojin0612013](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/9c/16e325ed141545d8e3a5d0775aa8d5f2.jpg)
禅宗の修行道場で僧侶たちが食事を頂く前に
このような意味のお経を唱えるらしいです。
飽食の時代に見直さなければならない
命(食物)に対しての尊い感謝の心だと思いました。
ここの精進料理は
すべて正暦寺の畑で採れた野菜で作られていました。
![Syojin0612014 Syojin0612014](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/ba/5cdc0fa8ce04574caf9f2a7fa14ea0aa.jpg)
紹介していきますね。
上の全体写真の右下から
*大根と三つ葉のお漬物、ヤマブキの佃煮
*食用菊の酢のもの(紫)
*まだけの佃煮
*しいたけのおひたし
*ふろふき大根
*とろろ汁
*ぎんなんご飯
*胡麻豆腐
*糸なんきんの酢の物
*ほうれん草のごま和え
*ヤーコンのきんぴら
*しいたけ、なんきん、里芋、高野豆腐、キヌサヤ
たけのこ、人参の煮物
*くりの甘煮
*季節の果物みかん
*お菓子・柿えくぼ
*なんきん、椎茸、サツマイモ、ヤーコン、春菊
食用菊、モミジの葉の天婦羅
![Syojin0612015 Syojin0612015](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/6a/d702d4e8742deff3364c5f7b33088af6.jpg)
これだけの精進料理を頂いたのは初めてです。
お料理を運んでくださったのは僧侶の方。
合掌しながら
「あなたの命をいただきます」と
心から感謝しながら箸を進めてきました。
実りある一日でした。
![Syojin0612016 Syojin0612016](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/35/c3833618c563ec6916bdfeb53f75a036.jpg)
![Syojin0612017 Syojin0612017](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/ec/ffba2fd56991bb12ea7ed50c91abaf7a.jpg)
![Syojin0612018 Syojin0612018](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/7a/19bc8eeae3a43c5978eb89c49092d604.jpg)
![Syojin0612019 Syojin0612019](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/08/0682a123f9d5ce8719c09118da97a8c0.jpg)