
美輪明宏の舞台「黒蜥蜴」を観て来ました。
このお話はとても好きで、2007年3月には宝塚歌劇で
「明智小五郎の事件簿=黒蜥蜴」を観ました。

黒蜥蜴=美輪明宏、明智小五郎=髙嶋政宏、雨宮潤一=木村彰吾。
美輪は独特の雰囲気で、黒蜥蜴の役をこなしました。
原作、江戸川乱歩。
脚本、三島由紀夫。
演出・美術・音楽・衣装、美輪明宏。

舞台「黒蜥蜴」は1934年に発表された江戸川乱歩の探偵小説。
三島由紀夫の脚本により、1951年に「婦人画報」に発表。
1952年に水谷八重子・芥川比呂志により初演。
1968年に丸山明宏(美輪明宏)が初めて上演しました。

黒蜥蜴と明智小五郎の切ない恋と葛藤。
追いつめ、追いつめられて・・・哀しい結末で幕を閉じる。
長いセリフを一句一句、情感でふるわせながら
最後まで黒蜥蜴を演じ切った美輪には圧倒されました。















そう、確かに私は、ダイヤを盗んだわ。
でも、心の世界では、あなたが泥棒で、私が探偵だった。
だって、あなたは、私の心を盗んだのだから。
















舞台は3幕構成で、休憩2回。
長時間の演技でした。

黒蜥蜴のパンフレットです。

美和明宏には、黒蜥蜴がぴったり。

明智小五郎には、髙嶋政宏しかいないでしょう。
黒蜥蜴の永遠の恋人。

出会いは哀しい泥棒と探偵。

お花がいっぱい届いていました。

槇原敬之からのお花。

梅沢登美男は6連の胡蝶蘭を2鉢。

やしきたかじんや、他にも多くの有名人や著名人や企業からも届いていました。
いいものを観たあとは、いつも清々しい気持ちになる。
役に徹している美輪明宏に、学ぶことが多い一日でした。