昨夜、「中島みゆきの夜会」に行ってきました。
「夜会」は、中島みゆきのライフワークとも言えるステージ。
今回で15回目の公演を迎えます。
「夜会」は、コンサートでもなく、演劇でもなく、ミュージカルでもない。
みゆきワールドの味わい深いステージです。
大阪公演は、今回で2回目。
今回の夜会のテーマは
森鴎外の「山椒大夫」をモチーフにしていました。
姉を犠牲にして逃げた厨子王。
逃がした安寿は、その後入水自殺。
愚かにも子供をさらわれた母。
哀しい物語を中島みゆき風にアレンジ。
子供のころに読んだ「安寿と厨子王」(山椒大夫)の物語を
このような形で、もう一度再現するとは、思ってもいませんでした。
1幕目のクライマックスとなる縁切り寺の炎上は、スモークと照明を使って
本当に燃えているかのような、迫力満点のシーンでした。
また、登場人物が白装束で船に乗り込み川を渡るシーンで
主人公たちがお互いに許し合って成仏していく姿には、涙がこぼれました。
そして最後のクライマックスシーンでは
舞台一面に水が流れ出し、大がかりな仕掛けとなっていました。
開演時間20:00
終演時間22:20
途中休憩20分
今回の夜会、曲目リスト(パンフレットからの抜粋)
<第一幕>
第1場 縁切り寺
1 十二天
2 暦売りの歌
3 百九番目の除夜の鐘
4 夜をくだされ
5 海に絵を描く
6 旅支度なされませ
7 私の罪は水の底
8 逃げよ、少年
9 百九番目の除夜の鐘
10 愚かな禿
11 らいしょらいしょ
12 ちゃらちゃら
13 憂き世ばなれ
14 夜いらんかいね
15 百九番目の除夜の鐘
16 旅支度なされませ
17 らいしょらいしょ
18 都の灯り
<第二幕>
第1場 水族館
19 暦売りの歌
20 幽霊交差点
21 旅支度なされませ
22 百九番目の除夜の鐘
23 安らけき寿を捨て
24 夜をくだされ
25 有機体は過去を喰らう
26 私の罪は水の底
27 有機体は過去を喰らう
28 らいしょらいしょ
29 百九番目の除夜の鐘
30 十文字
31 ほうやれほ
32 十二天
33 紅蓮は目を醒ます
第2場 船
34 赦され河、渡れ
第3場 今晩屋
35 夜いらんかいね
36 天鏡
<第二幕>第1場、31で歌った「ほうやれほ」
森鴎外の「山椒大夫」でも、目の見えない母が「ほうやれほ」と
囃子ながら歌っているところへ、厨子王が通りかかり
母との再会を果たす、感動の最終章。
曲名、「ほうやれほ」は、母の悲痛な叫びを滔々(とうとう)と歌い
観客を魅了させてくれました。
安寿恋しや、ほうやれほ
厨子王恋しや、ほうやれほ
鳥も生(しょう)あるものならば
疾う疾う(とうとう)逃げよ、遂(お)わずとも
(森鴎外 山椒大夫より)
歌は全て新曲で構成されていて
1回聴いただけではわからない部分もありますが
中島みゆきの圧倒的な歌唱力で、その神髄は十分に伝わって来ました。
「夜会」のチケットは、S席2万円と高いようですが
これだけの新曲を聴けるなら、それでも安いと思う。
オリジナルグッズを買って来ました。
どうしても欲しくなるオリジナルグッズ。
「夜会」のパンフレットです。
今回の「夜会」のことが、詳しく書いてあります。
CDとクリアファイルです。
CDを買うと、おまけしてくれたクリアファイルです。
3枚のCDです。
古い曲から、新しい曲まで、40曲収録されています。
これまでの「夜会」のDVDの表紙のクリアファイル。
非売品なので、レアものです。
CDを買って、おまけしてくれたもの。
「夜会」で配られたチラシ。
これも中島みゆきのファンにとっては大切なもの。
「夜会」で配られたチラシ。
年齢を感じさせない、素顔の可愛らしさ。
「夜会」オリジナルグッズのクリアファイル。
4枚セット。
帰りには、「夜会」に感動した、たくさんの人たちが
いつまでも携帯電話で写真を撮っていました。
一度「夜会」に行くと、また行きたくなるそうです。
コンサートとは、また違った趣き。
魂が震えるような歌声は、さすが「中島みゆき」です。
中島みゆき 昭和27年(1952年)2月23日生まれ 56歳。
これからも私たちの心に響く歌を 聴かせてくれることでしょう。
本日最終、23時30分。
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今日はちょっと哀しいことが・・・。
ベスト25入りから、2週間ぶりに落っこちちゃいました。
落ち始めると、イッキに墜落。(笑)
また、ベスト25に 入れるかな?