今日、第81回アカデミー賞を
「おくりびと」と、「つみきのいえ」が受賞しましたね。
映画好きの私としては、この快挙に舞い上がっていました。
日本映画は世界に見直され、一目おかれる時代へと。
「おくりびと」は、なかなか観に行く機会がなくて
昨年11月に、ようやく観た映画でした。
2007年3月、実母の「納棺の儀」を経験した私にとって
とても感慨深い映画でした。
「おくりびと」観た感想を綴ったブログはこちらです。
今月観た映画の中から・・・
「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」
今年1月、北海道・旭川市に住む友人の奥さまからのメールで
2月に封切りされる映画、「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」を
是非、観てほしい・・・・とのこと。
地元、旭川発の推薦とあれば・・・ということで
早速、封切り直後に、観て来ました。
物語は実話であり、友人のお嬢さまもエキストラで参加されたとのこと。
まだ行ったことがない北の国の「旭山動物園」へ想いを馳せる。
動物好きには、たまらない映画でした。
幾度もの閉園の危機を乗り越えて、年間300万人の入場者を集める
人気スポットへと変化していった国民的動物園、旭山動物園。
動物園を一躍有名にしたのは、1997年に実施された「行動展示」。
動物のイキイキとした美しい姿を見てほしいと、スタッフたちで考えた
世界で初めての革命的な展示方法でした。
旭川では、夏は30度を超える日もあれば
冬になると、氷点下30度近い日もある。
そんな寒暖の差の厳しい気象条件のもとで暮らす、動物たち。
旭山動物園は、閑古鳥が泣く状態が続き、「動物園廃止」を叫ぶ
動物愛護の団体に追われ、かなりの財政赤字を抱えていた。
園長や飼育係たちは、試行錯誤の末
動物の魅力を説明する「ワンポイントガイド」をしたり
夜行性動物の姿を見てもらうために、「夜の動物園」を開園するなど
いろいろな試みをしながら、少しずつ活気を取り戻していきます。
この映画に登場するホッキョクグマ、アザラシ、ペンギン
オランウータンたちの姿が、実にイキイキとしています。
自然に振る舞う姿に、カメラを向けて、丹念に撮った映像に心打たれます。
動物の姿に、涙をそそられるシーンも幾度かあります。
旭山動物園で暮らす野生の動物と、人間の真摯な関わり方。
野生動物に対して、侵してはならない領域。
野生動物への愛情。
また、この物語では、一人の新人飼育係(獣医)が
園長や他の飼育係や、動物たちと関わることによって
人間として大きく成長していきます。
ラストでは、西田敏行が演じる滝沢園長が
旭山動物園を退職して、園を去るシーンで終わります。
実在する小菅正夫園長は、今年3月に退職されるとのこと。
旭山動物園を名実ともに、日本一の動物園にした偉大なる園長。
その退職が、惜しまれる。
谷村新司が歌う、主題歌「夢になりたい」も実にいい。
曲につられて、スキップしながら劇場を出て行きそうになります。
空を飛べない鳥の代表・ペンギンを飛ばせた旭山動物園。
感動のシーンは、映画館でお楽しみくださいね。
監督 マキノ雅彦(津川雅彦)
上映時間 112分
本日最終、23時30分。
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