
今日のフォト。 ここは、大和橋
私はこの橋の上と、右手河川敷から、阪堺電車と朝陽を撮っています。












大和川の撮影、1週間ぶりです。
大和川の撮影に飽きたのではなく
早朝は、なかなかお天気に恵まれなかったのです。
今日も半信半疑。 でも日曜日は、帰りも急かないし都合がよい。
気持ち急かないゆったりしている時こそ、ベストショットが撮れる。
写真を撮るって、モチベーションがとても大事なのです。

午前6時13分。
大和橋へ着くと、厚い雲が広がっていました。
この場所から見ると、ピンクの円の中の左のビルの辺りが、二上山の雌岳です。
そして太陽が昇るのは、ピンクの円の中の右のビル辺りからです。
雲は流れているから、朝陽が昇るころには、きっと雲の切れ間にあると信じよう。

6時20分。
水面に、信号機や車のヘッドライトの明かりが映り込む。
私の好きなポイントです。

6時21分。
上り電車が通過。 水面に、美しいシルエットが映る。

6時25分。
6時21分には、真っ暗だった光景が、朝焼けで、赤く染まり始めました。
この時間帯の3分、5分はもの凄く変化してゆきます。
カメラの露出を絶えず気にしながら、設定を変更してゆく。

6時33分。
二上山の辺りの雲が、南へ南へと流れてゆきます。
鉄橋の右手前(南)の踏切を渡ったところが、大和川駅です。

この鉄橋を通過する時間は、下り電車(浜寺駅前行き)が10秒~12秒。
上り電車(恵美須町・天王寺駅前行き)が、17秒~19秒。
鉄橋通過時間に誤差があるのは、上り電車は、鉄橋の手前の大和川駅で客を乗降させ
出発しても、加速を付けるまでに時間がかかり、下り電車よりも遅い速度なのです。

これまで大和橋で撮っていた私は
今度は、右岸(北側)の河川敷に下りて、撮影することにしました。
6時51分の上り電車が、大和川の鉄橋を通過。
まだ、朝陽は拝めません。

橋の上で、上り電車と下り電車がすれ違う。

鉄橋通過時間が10秒~12秒や、17秒~19秒の世界。
瞬き(まばたき)を何回できるだろうの世界で、このようにすれ違う瞬間の嬉しさよ。

午前7時7分。 朝焼けマックス。 御来光が待たれる。

7時8分の上り電車。

鉄橋の端っこで、下り電車とすれ違う。

瞬き(まばたき)何回の世界で、またすれ違いました。
その瞬間をゲットできた、カメラマンの嬉しさよ。(笑)

午前7時12分。 御来光。
大和川に来て、1時間が経過。
次の電車が通過するまで、7分もある。
7分経つと、太陽はかなり上へと昇ってゆく。 焦る私。

まもなく下り電車が通過する。
私は自分の体を動かして、鉄橋の上に太陽が乗っかる位置を探しスタンバイする。

午前7時19分17秒。 下り電車がやってきた。
影絵のような、美しいシルエットとなるように、露出を設定する。
後は、いかに撮るかは、人それぞれの感性だと思う。

そして太陽を呑み込ませる。(同じく午前7時19分17秒。)

同じく午前7時19分17秒。 1秒を切るミクロの世界。

太陽が電車の胃の中へ入ると、背景のグラデーションが変わる。
この写真も、同じく午前7時19分17秒。

グラデーションのマジックショーのようです。
この写真も、まだ午前7時19分17秒。

太陽が見えると、オレンジ色になりました。
そしてようやく1秒経過、午前7時19分18秒。
下り電車(北→南、左→右)です。

午前7時22分43秒。 今度は上り電車。

午前7時22分43秒。
横位置で撮った写真を縦位置にトリミングしました。

午前7時22分43秒。
太陽が電車の胃の中へ入ると、グラデーションが変わる。

午前7時22分43秒。
本来、このように横位置で撮った写真なのです。

午前7時22分43秒。 写真は変化しても、秒数が変化しない。
ここはマジで、ミクロの世界なのです。

午前7時22分44秒。 ようやく1秒経過。
太陽が顔を出すと、背景のグラデーションが変わる。

電車が通過しない時も、露出合わせに
逆光で太陽を試し撮りしているので、目が見えなくなる。
太陽は、かなり上がってしまった。
最後に、鉄橋の下に太陽が来る位置まで、私が足で動く。
7時31分35秒。 下り電車が通過。

7時31分37秒。
同じ上り電車が、太陽を外すと、まるで別ものに見える不思議。
大和川には、写真の神様がいるの?

右岸の河川敷から大和橋へ上がると、ゆりかもめが、発声練習をしていた。
あえいうえおあお あえいうえおあお

「お~い、ゆりかもめ~、寒くないかい~?」
「また、来るからね~。」
一週間ぶりの 実りある大和川撮影でした。